愛知で「県民の日学校ホリデー」 子どもたちはどう過ごした? 一般的には平日、休めなかった保護者も

愛知県の「県民の日学校ホリデー」で、名古屋市などの公立学校は11月25日が休みになりました。子どもたちはどう過ごしたのでしょうか?
愛知県では今年で3回目となる「県民の日学校ホリデー」。
家族と子どもが一緒に過ごす時間に充ててもらおうと、県内の多くの公立学校では、11月27日までの1週間のうち平日1日が休みになります。
25日は、名古屋市や半田市などが“学校ホリデー”で、子どもたちは4連休になりました。
名古屋市の小1と年中のお母さんは…。
「夫が仕事なので、遠方に私1人で子ども2人を連れていけない。(自宅近くの)久屋大通のホテルを予約して“なんちゃって旅行”みたいな感じです」
お母さんと子どもたちだけで近場のホテルに泊まり、旅行気分を味わいました。
名古屋市の中学3年生とお母さんはこんな使い方を…。
「(受験予定の)高校までの道のりを確認して、その帰りに母と栄で買い物しました」
東山動植物園は臨時オープン

通常、祝日や振り替え休日明けの火曜日は休みのことが多い公共施設ですが…。
「秋深まる東山動植物園です。あいにくの雨にもかかわらず、多くの家族連れでにぎわっています」(石神愛子アナウンサー)
アジアゾウの「うらら」に夢中なのは、小学2年生と年中の兄妹です。
「学校がある日がお休みなのがうれしい」(小学2年生)
「子どもは特別感があるみたいで、学校が休みだからワクワクするというか、何する?みたいな感じでうれしそうにしていました」(母親)
Q.大人はどう?
「父親は仕事で、自分が休みをとったので、ちょっと大変だなと思いつつ、子どもがうれしいならいいかなという感じです」(母親)
一方、愛知県西尾市の小学2年生の父子は…。
Q.お仕事は?
「有給休暇をとった。せっかくの休みなので」(父親)
ただ、すべての親が仕事を休めるわけではありません。
Q.ご両親は?
「仕事です」(名古屋市の中学1年生)
Q.友達同士だけで動物園に行くことに何と言っていた?
「全然いいよ。楽しんできてねって」
25日に臨時オープンした東山動植物園は、代わりに26日が休みになりました。
学童保育所で楽しむ子どもたちも

行楽地がにぎわう一方で、名古屋市港区の中川学童保育所には、朝から多くの子どもたちの姿が…。
25日は一般的には“平日”。保護者は仕事があり、子どもたちと過ごせない家庭もあります。
こちらの学童は、そうした子どもたちが過ごせる場所に。
「45人在籍で、通常時は35人前後が来ているが、25日はそれより10人ほど少ない25人が来ています。お仕事を休める家庭はそんなに多くはないと思うので」(中川学童保育所 副保育主任 中澤勇貴さん)
Q.おうちの方はどうしている?
「お仕事ですね。『学童楽しんできてね』と言われました」(小学5年生)
25日の受け入れは、午前8時~午後7時まで。友達と遊んだり、勉強したり、思い思いの時間を過ごしていました。
昼食は「学童給食」が用意され、25日のメニューは、さつまいのものクリームシチューとマカロニサラダでした。
「食事も作ってくれるし、折り紙、ホワイトボード、おはじき、カードとかたくさんいろんなものがあるから楽しいです。少しだけ人数は少ないけど、友達がいて安心します」(小学3年生)
「(家族でおでかけは)いいなぁとか思うし、でも学童も楽しいって思う。時間があったら、東京ディズニーとか大阪のユニバに行きたい」(小学3年生)
学童で過ごす学校ホリデー。見守る大人からは…。
「子どもたちの様子を見ていても、もちろん、ここに行きたかったなという思いはありますけど、ここに来てしまえば仲間がいるので、みんな楽しく過ごしているんじゃないかなと思います。何でもない日常が楽しいな、満足したなと思ってくれればいいなと思っています」(中川学童保育所 中澤勇貴さん)





