“雨降っていない”のに土砂崩れ 復旧めど立たず影響長期化か 愛岐道路(岐阜・多治見市)

12.01(月)16:59
11月30日、岐阜県多治見市で大規模な土砂崩れが発生し、県道が通行止めになっています。
11月30日午後7時ごろ、岐阜県多治見市の真っ暗な県道を進んでいくと、現れたのは通行止めの看板。
警察などによりますと、30日午後2時半ごろ、通行人から110番通報があり、県道脇の斜面が崩れているのが見つかったということです。
一夜明け、現場を見てみると、大きな岩が斜面に設置されたフェンスをなぎ倒し、ガードレールにぶつかっているのがわかります。この土砂崩れによるけが人はいないということです。

土砂崩れがあったのは名古屋市と岐阜県多治見市を結ぶ県道15号。
そのうち、多治見市の市之倉町から平和町までの区間が、通行止めとなっていて、復旧のめどは立っていません。

通行止めになっていることを知らずに来た人も…。
通行止めを知らずに来た人:「向こうに渡れない? 」
記者:「(きのう)土砂崩れがありました」
通行止めを知らずに来た人:「あ、本当…」
紅葉を見に来た人:
「紅葉がどうこう(新聞に)書いてあったので行けるかなと思って来たけど、通行止めだから帰るしかない」
通学でこの道を使う大学生は…。
春日井市の大学に向かう学生:
「結構困りますね、大変です。(迂回すると)30~45分、下手すると1時間ぐらいかかってしまうかも」

多治見土木事務所によりますと、1日は午前8時ごろから専門家が入り、土砂崩れの原因などを調査。原因はまだわかっていませんが、法面の老朽化による可能性は否定できないとしています。
また、直近の点検はおととし12月で、異常は確認されなかったということです。





