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名古屋城に大型エレベーター設置を求める要望書 名古屋市で意見交換会

11.06(木)19:22
名古屋城天守の木造復元について、障害者団体による有志グループと名古屋市の意見交換会が開かれ、大型エレベーターの設置などを求める要望書が広沢市長に渡されました。
6日、名古屋市役所で開かれた意見交換会には、愛知県内の障害者団体による有志グループと、名古屋市の広沢市長をはじめとした市職員が出席しました。
有志グループ側は、障害者に限らずどんな人でも上層階に行けるように、一度に大勢の人が乗ることができる大型のエレベーターを城の外側に設置することなどを求める要望書を、広沢市長に提出しました。
名古屋城木造天守にエレベーター設置を実現する実行委員会メンバー:
「100年後、恥ずかしいバリアフリーができていないものをあの時建てたんだって恥になりますよ」
名古屋 広沢市長:
「歴史的建造物の場合は、整備の方針としましては、元々あったままになるべく近い形で保存する」
要望に対し市側は、大型エレベーターを設置すれば史実に基づく復元が難しくなるなどとして、可能な限り上層階まで小型昇降機を設置して対応したいなどと回答しました。
市は、今後も意見交換の場を設けるなどして理解を求めていくとしています。





