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日本海側は雪降るも太平洋側は…節水始まった愛知・豊川用水 水不足の一因に“冬の寒さ” ダムには雪解け水入らず

04.19(土)06:05

愛知県の東三河地域の水源となる「宇連(うれ)ダム」の水位が低下していることを受け、豊橋市など5つの市で2025年4月18日、『5%の節水』が始まりました。節水というと、“空梅雨の時”に、“真夏から秋にかけて”という印象ですが、なぜこのタイミングなのでしょうか。 2025年の冬は西高東低の冬型の天気が続き、日本海側では雪が降りましたが、太平洋側は晴れの日が多くなりました。それが、今回の“水不足”の一因ともなっています。 直近の120日間の雨量は、名古屋が平年比59%、新城が55%と少ない一方で、岐阜の白川村は133%とかなり降っています。 岐阜県や長野県のダムの貯水率は、味噌川ダムが満水の100%、岩屋ダムが99.2%などとなっています。しかし、愛知用水が水源の牧尾ダムは37.5%しかありません。 岐阜県や長野県のダムは、これから雪解けの水が入ってきます。しかし、宇連ダムは「雨水」を期待するしかないためです。 今後の雨について、1カ月予報では、平年並みか、少ない見通しです。東海地方では4月23日に雨が降る見込みで、東三河にとっては恵の雨となるかもしれません。