皆さん、眠れていますか?
高校生:「全然寝られなくて、授業中寝ちゃう。スマホをやめられないというか、ずっといじっちゃって気づいたら深夜」
50代女性:「午前3時ぐらいに起きてしまうことがたまにあります」
60代女性:「いびきが扉の外まで聞こえると家族が言っていて(眠れていない)」
「眠り」に悩みがある人も多いようです。

日本睡眠学会の調査では約3600人のうち「睡眠に問題がある」と答えた人は58.4%。

実に半数以上となった一方、このうち医師に相談した人はわずか14.1%と少なめ。
高校生:「スマホをやめたら解決すると思うので病院は行かなくていい」
こうした中、厚生労働省は6月1日から医療機関が看板などに掲げることができる診療科の名前に新たに「睡眠障害」を使えるようにしました。病院やクリニックが「内科」や「精神科」と組み合わせて「睡眠障害内科」や「睡眠障害精神科」などと掲げられるようになりました。
これによってどんな効果が生まれるのか。

名古屋市立大学病院睡眠医療センターの佐藤センター長によると、睡眠障害と言ってもさまざまな種類があると言います。
名古屋市立大学病院睡眠医療センター・佐藤慎太郎センター長:
「一番多いのは睡眠時無呼吸や低呼吸の方ですね。睡眠中の異常な行動がみられる方は日中に突然の眠気に襲われる」「本人が寝た気がないのに周囲から「あなた今一瞬寝ていたよ」という特殊な睡眠障害」

佐藤さんが担当する患者の多くは「いびき」が大きな症状の「睡眠時無呼吸症候群」。これ以外の症状を含めても患者の数は増加傾向にあると言いますが、今回の診療科名への追加は患者がどの病院に行けばいいのかわかりやすくなると言います。
名古屋市立大学病院睡眠医療センター・佐藤センター長:
「不眠だから精神科がいいのか睡眠時無呼吸だと内科がいいのかわからなかったが、(睡眠障害などの表記で)患者が想像しやすくなる」
放置しておくと糖尿病や脳梗塞など重大な疾患にかかるリスクも高まる睡眠障害。佐藤さんが最も期待しているのは「病気」としての意識付けです。
名古屋市立大学病院睡眠医療センター・佐藤センター長:
「睡眠というのが医者に診てもらうべき問題と、今まで全く思っていなかった一般の方々もそこを知るいいきっかけになる」

睡眠の悩みを抱える人が駆け込むのは病院以外にも。
快眠SHOP冴ゆ・石原丈嗣代表:
「10年ぐらい前から(客は)どんどん増えていますね」

こちらの店では、枕やマットレスなどの寝具をその人の体型に合わせてオーダーメードできます。AIによる姿勢の測定も行い、30分ほどで体への負担が少ないマットレスと枕の形を提案します。
代表の石原さんによると、客のほとんどは睡眠への悩みを抱えていて、寝具によって「睡眠の質」を改善してほしいといいます。

快眠SHOP冴ゆ・石原代表:
「筋肉の緊張をほぐしてあげないと良い睡眠はできませんので、そのために自分に合った寝具をすすめている」
睡眠について問題を感じている人も多い中、睡眠グッズに加え医師による診療が解決に向けた選択肢となっていきそうです。


