
アジア大会のボランティア無断登録問題 市議会での“ノルマ”に名古屋市長「目標設定自体は間違っていない」

05.26(月)11:53

名古屋市議会の上園晋介副議長が、アジア大会のボランティア集めのノルマ達成のために市民の個人情報を無断で登録していた問題で、広沢一郎市長は2025年5月26日、ノルマ自体に問題はないとの考えを示しました。 広沢名古屋市長: 「同意を得ずに名前を記載した、しかも結構な人数ですよね。やるべきではなかったことですし、よろしくはない」 アジア大会組織委員会の会長代行を務める広沢市長は26日の会見で、上園副議長がアジア大会のボランティアに市民の個人情報を無断で登録していた問題について、「よろしくない」と述べるにとどめました。 25日、上園副議長は会見で、以前名刺交換した26人の個人情報をボランティア希望者として無断で登録したことを明らかにし、会派から示された30人のノルマが集まらず焦りがあったと話しています。 関係者によりますと、市議会の複数の会派が同様のノルマを設定していて、市は上園副議長以外のある議員が取りまとめた7人からも、身に覚えのない登録メールが届いたとの申し出があったこと明らかにしました。 市はその後、ボランティアの参加意思が確認できたため無断登録ではないと主張しています。 広沢市長はノルマについて「これだけのビッグイベントなので、目標設定自体が間違っているわけではない」と理解を示しました。