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素粒子の観測施設「ハイパーカミオカンデ」 地下の巨大空洞部分を報道向けに公開 「素粒子の理解が変わるような実験結果を出したい」

06.28(土)19:52
宇宙に関するナゾの解明が期待される、岐阜県飛騨市の素粒子の観測施設ハイパーカミオカンデが報道向けに公開されました。
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飛騨市のハイパーカミオカンデは、これまで2度のノーベル物理学賞へとつながる成果をあげた「カミオカンデ」や「スーパーカミオカンデ」の後継となる、素粒子の観測施設です。
次のノーベル賞を見据え、東京大学が地下600メートルに建設。巨大な水槽を作って素粒子の一種「ニュートリノ」が水と衝突した際に出る光を観測します。
28日公開されたのは、間もなく完成する直径69メートル、高さ94メートルに及ぶ本体の空洞施設で、地下の人工空洞としては世界最大規模です。
(東京大学宇宙線研究所 塩澤真人教授)
「素粒子の理解が変わるような実験結果を出したい」
実験開始は2028年の予定です。