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四日市大学が一部学部の理系転換計画を断念 自己資金不足などで

10.22(水)16:22
三重県四日市市にある私立の四日市大学は、国の支援を受けて進めていた一部の学部を理系に転換する計画を、断念したことがわかりました。
四日市大学によりますと、大学は現在の環境情報学部をデジタルの最先端技術や環境問題などを学べる理系の学部に転換する計画を進めていました。
理系の人材を育成する国の支援事業の一環で、2027年度からの実施を目指していましたが、新たな施設の整備に必要な費用のうち、国の助成金以外の自己資金が不足していることや、専門の教員や希望する生徒を確保できる見通しが立たないことから、計画を断念したということです。
四日市大学はここ数年、入学者が定員の約8割にとどまり、定員割れの状態が続いています。
今後、既存の社会科学系の学部でカリキュラムを再編するなどして、人材育成に取り組んでいきたいとしています。