270台以上の車が水につかった地下駐車場　29日から車の搬出作業へ　三重県四日市市

記録的な大雨から17日。270台以上の車が水につかった三重県四日市市の地下駐車場で29日から車の搬出作業が始まります。

　四日市市は12日の夜に観測史上1位の1時間に123・5ミリの猛烈な雨を観測しました。市の中心部にある地下駐車場に大量の雨水が流れ込み、地下1階と2階の車あわせて274台が水につかり動けなくなりました。

　冠水は5日後に解消しましたが、流されたとみられる複数の車が駐車スペースから通路にはみ出して道を塞ぐなどしていて、駐車場の営業再開のめどは立っていません。

　駐車場を運営する「ディア四日市」によりますと、車の所有者におおよそ連絡がついたということで29日午前10時ごろから車の搬出作業を始めます。

　29日は通路を塞ぐ車から順次搬出し、その後、他の車についても運び出す計画で搬出した車は一旦、仮置き場に運んだあと、所有者に引き渡すとしています。