
運転免許の学科試験で採点ミスで150人の合否に影響 合格の143人を不合格に

08.08(金)16:20
愛知県の運転試験場の学科試験で約2年間にわたって採点ミスがあり、のべ150人の合否に影響があったことが分かりました。
愛知県警によりますと、採点ミスがあったのは、天白区の運転試験場と豊川市の東三河運転センターで、2023年7月から2025年7月までの約2年間に行われた、小型特殊免許と二種免許の学科試験です。
2025年7月に担当者が小型特殊免許の試験で極端に正答率が低い問題に気づき、誤りが発覚しました。試験はマークシートの問題で、正解と不正解を逆に登録したことが原因だということです。誤って採点した結果、本来合格だった143人を不合格、本来不合格だった7人を合格としていました。
愛知県警は、本来合格だった人には、運転免許を交付し、免許を取得済の場合は、再受験の手数料などの賠償について受験者と調整するということです。本来不合格だったが合格とされた7人には、免許を取り消さず、改めて講習などを行う方針です。
今回の採点ミスを受けて愛知県警の落合健一運転免許試験場長は、
「今回、運転免許の学科試験を受けられた皆様にはご迷惑をおかけしました。今後は確実なチェックを行い、運転免許試験の信頼を損なうことがないよう、再発防止に努めてまいります。」とコメントしています。