食品や飲料の値上げが続きます。7月1日から、2000品目以上が値上げされます。7月1日から値上げされるのは即席麺などの「加工食品」やパンなどを中心とした食品や飲料です。帝国データバンクによりますと、値上げされる食品や飲料は2566品目で、単月で2000品目を超えるのは2026年4月以来、3か月ぶりとなります。また品目数は2025年の同時期と比べて2割程度多い数字となっています。中東情勢の悪化による原油高や資材や原材料価格の高騰によるコストの増加を価格に転嫁する動きが強まっています。
節約アドバイザー「メインの食材を選んでロスを減らして」
さらなる値上げが続く中、節約アドバイザーの和田由貴さんに食費の節約術を聞きました。
節約アドバイザー 和田由貴さん:
「節約をするために考えなくてはいけないのはいかに安く買うかというよりも買ったものを無駄なく使うとか、無駄なものを買い過ぎないとか、ロスを少なくすることが重要」
京都市の試算によると、平均的な4人家族の場合、食品ロスによる支出は1カ月当たり約5000円に上ります。和田さんはこの支出を無くすことが食費の節約に効果的だと指摘します。名古屋市の大須商店街のスーパーマーケット、「生鮮食品館サノヤ」で食品ロスについて聞いてみました。
市民は:
「野菜ですね。なかなか使えなくて、気づいたときには傷んでいるということがある」「肉や魚は冷凍にできるが、野菜は冷凍にできないものがあるので、今回はごめんなさいということがある」
節約アドバイザー 和田由貴さん:
「家庭から出る食品ロスの約50パーセントは野菜だと言われている。スーパーに買い物に行ったときに入り口のところに野菜や果物が売っている。順番通りに買い物をしてしまうと野菜を買い過ぎてしまう。献立を立てるときは肉や魚などのメインの食材から考えると思う。メインの食材を選んでから、付け合わせや副菜になるような野菜を選ぶというように逆回りで買い物をした方が無駄なものを買いにくくなるので、買い回りの順番を考えてもらうといいと思う」
「余分な物は買わないこと。それが鉄則」
この節約方法について買い物客は、次のように話しました。
市民は:
「野菜は安売りになっているものをついつい取ってしまうが、後で考えて、葉物が2つだったりとか、どっちから使おうということになるが、主菜から選ぶとそれに合う野菜というふうに選ぶことができるので、確かにそうだなと思いました」
一方でこんな意見もありました。
市民は:
「間違いだと思う。家を出るときに、きょうは何を買うと決めて、それを基本的に買う。余分な物は買わないこと。それが鉄則」
さらに和田さんは生鮮食品よりも加工食品の方が値上がりの幅が大きいと指摘します。総務省が公表している2025年の消費者物価指数は、生鮮食品では前の年に比べて5.6%の上昇でした。一方、生鮮食品を除いた食料では7.0%の値上がりと生鮮食品の値上がり幅を上回っています。
節約アドバイザー 和田由貴さん:
「原材料も高くはなっているが、原材料にプラスして、加工するとかパッケージだったりとか、流通だったりとか、さまざまな値上がりの要素がある。食材がシンプルな方が影響を受けにくい。加工されているものの方が物価高の影響を大きく受けていると思う」


