名古屋市の『東山動植物園』の植物園で、20~50年に一度しか咲かない多肉植物「アガベ」が花を咲かせ、来園者の注目を集めています。

開花したのは、アガベの「白魔(はくま)」と呼ばれる種類。同園担当者によると、アガベはクサスギカズラ科に属する多肉植物で、メキシコなどアメリカ大陸の乾燥地帯を主な原産地としています。
20年から50年という長い年月をかけて成長し、その一生の終わりに一度だけ開花。花を咲かせたあとは枯れてしまいますが、子株や種で子孫を残します。

同園の公式SNSでは、植物管理人がアガベについて解説する動画も公開。動画によると、現在開花しているアガベは、園内のサガロ温室に植えられていたもの。サガロ温室の閉館と同時期に花芽が上がってきてしまったので、掘り上げて、現在の場所に移動。約30年を経て開花に至ったとみられています。
また、葉の見た目からアロエに間違えられることが多いですが、両者には大きな違いがあるといいます。アロエは花を咲かせても枯れることはないですが、アガベは一度開花するとその生涯を終える植物。植物管理人は「一生に一回しか咲かないので、花が見られることは、“お別れの合図”でもあります」と話します。

現在、アガベは温室前館と後館の間の植物会館寄りに屋外展示中。同園担当者によると、これからさらに花が開く見込みで、見ごろは今後約2週間続くとみられています。
約30年の時を経て、ついに花を咲かせたアガベ。同園は「30年かけた最後の頑張りを見に来てください」と呼びかけています。


