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”世界初の製法” 「SAF」製造工場が本格稼働 愛知

04.18(金)23:08
廃棄された天ぷら油などを世界初の製法で航空機の燃料に作り変える工場が愛知県田原市に誕生しました。
田原市緑が浜で本格稼働した工場は京都市の「レボインターナショナル」が建設し、「SAF」と呼ばれる航空機の燃料を1日約600リットル製造します。
SAFは「Sustainable Aviation Fuel(持続可能な航空燃料)」の略称で、使用済みの食用油を使って作られるため、従来使用されている化石燃料と比べ大幅に二酸化炭素の排出量を減らすことができ世界的に注目されています。
製造には大規模な設備が必要ですが、この工場は低圧で製造する世界初の技術を用いて設備の小規模化を実現しました。
「ここは廃食用油からですけど、次は未利用の木材や海洋漂着ごみ、廃プラスチックからもSAFを作る技術はありますので、そういったものでこれからSAFの需要量を賄えるようにしていきたい(レボインターナショナル 越川哲也CEO)」
今後は全国から原料の廃油を回収し年間で18万リットルの製造を目指しています。