食料品の消費税について、飲食店の方はどのように受け止めているんでしょうか?
【写真を見る】食料品の消費税減税 居酒屋は 「仕入れの経費下がっても値下げできるわけではない」 ライバルは各家庭の「手作り弁当」や「テイクアウト専門店」
名古屋市中区のオフィス街の一角にある「彦蔵」。昼は定食を提供し、夜は居酒屋として営業する長沼さん夫婦に聞きました。
(店主 長沼博彦さん)
Q.食料品消費税「1%」影響は?
「お客さんが増えたり減ったりとは、今のところ考えていませんし、特段何か変化があるとは思っていない」
「できることなら値上げしたい…」
しかし、店で提供するメニューの原材料費は高騰を続けています。15年ほど前には、ランチの定食は約750円でしたが、現在は約1000円。この先の値上げについては、よく見極めなければと言います。
(店主 博彦さん)
「できることなら(値上げを)したいですけど、皆さんにたくさん足を運んでいただきたいので、今のところ上げるつもりはないです」
「仕入れが安くなっても値段が下げられるわけではない」
食料品消費税の税率がこの先下がれば、仕入れにかかる経費は今より下がります。しかし…
(妻 美枝さん)
「仕入れが安くなったからといって、“値段が下げられるか”といったら、そういうわけでもない。税金も元に戻るだろうし、(価格転嫁して)安くしたら潰れちゃう」
物価高が続き、経費はかさむばかり。減税の分を提供するメニューの価格に転嫁するかは、まだ分からないと言います。
ライバルは各家庭の「手作り弁当」や「テイクアウト専門店」
いま思いつく店のライバルは、減税された食料品を詰め込んだ各家庭の「手作り弁当」や、近所にもあるテイクアウト専門店だと話します。長沼さん夫婦が少し期待しているのは…
(妻 美枝さん)
「水道光熱費や手間とかかかってくるから、弁当は増えないかも」
(店主 博彦さん)
「外で食べている方は、外で召し上がるのではないかと思う」
外食する人たちは今後どうする?
10日に訪れていたお客さんは…
(30代)
「(食料品消費税の減税で)お弁当が安くなるのは、ありがたい。その分、外食が高い印象にどうしてもなってしまう。もう毎日弁当にしたいぐらい」
(40代)
「働いているので、お弁当を作るのはハードルが高い」
(30代)
「結局 原材料が上がって、(弁当と外食が)同じ値段になっちゃいそうだなと思うので、(消費税率)9%の差でテイクアウトにするよりも、気分転換も兼ねてランチに出たいかなと」
この先については…「客が減らないように努力」
店主の博彦さんは、地道にコツコツやっていくのみと言います。この先については改めて…
(店主 博彦さん)
「皆さんが今まで通り来ていただけるのか、お弁当を持って来る方が増えてお客さんが減っちゃうのか、本当になってみないと分からない」
(妻 美枝さん)
「(客が)減らないようにする努力はしないとなって…」


