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村山富市元総理死去 101歳 去年は元気に歩く姿も…「戦争だけはしてはいけない」 10年前・戦後70年の節目に語ったことば

10.17(金)19:31
10月17日、村山富市元総理が亡くなりました。101歳でした。10年前、戦後70年の節目にはCBCの取材に答えていました。
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村山さんは1994年、自民党・社会党・新党さきがけの3党が連立した“自社さ政権”で総理に就任。
戦後50年を迎えた1995年には、植民地支配と侵略で多くの国、とりわけアジア諸国の人々に対して、反省とお詫びの気持ちを表明した「村山談話」を発表しました。
去年は支えられながらも元気に歩く姿
2000年に政界を引退し、100歳を迎えた去年の映像では、支えられながらも元気に歩く姿やボールを使って運動をする姿も見せていましたが、村山さんは10月17日午前、地元・大分市内の病院で老衰のため亡くなったということです。101歳でした。
自身も従軍した経験をもつ村山さん。10年前、戦後70年の節目にCBCのインタビューにはこのように答えていました。
(大石邦彦)
「あの戦争はどんな戦争だった?」
(村山富市氏 2015年7月)
「若いときは軍国青年ですからね。やっぱり国のためにと一生懸命やったつもりなんだけど、終わってみてね『一体この戦争は何だったのか』ということを考えました、自分なりに。やっぱりこれは間違っていたと。それからどんなことがあったって、戦争だけはしてはいけないと」
1995年の「村山談話」については…
(村山富市氏 2015年7月)
「植民地支配をしたり、侵略したことは歴史的な事実。歴史的な事実を否定することはできない」