不動産取引で約3億円をだまし取ったとして逮捕された男2人。知人に“なりすまし”を依頼していたとみられています。
19日、愛知・中村警察署で周囲をキョロキョロと見渡して歩く男。東京都の不動産会社「navyトラスト」社長の坂井邦昭容疑者(81)です。
4年前の不動産取引をめぐり、名古屋市中村区にある不動産会社の社長の男性から約3億円をだまし取ったとして、取締役の山田浩幸容疑者(54)とともに逮捕・送検されました。
2人が男性に持ちかけたのは、「不動産を36億円で購入する買い主を確保している。代金を代わりに支払えば売却益の6割を渡す」という話。
2人は都内に実在する適正価格12億円程度の不動産を所有者から約21億円で購入する合意をした偽の契約書を作成。さらに、購入後に36億円で転売できるようにみせかけ、男性から手付金として約3億円をだまし取ったということです。
2人は知人に不動産所有者や転売先の業者に“なりすまし”を依頼。身分証の偽造などをして、男性と会わせることもあったといいます。
さらに、男性が21億円を支払い、実際に不動産を購入した後、転売が進まないことから自分で売り先を探すと、「あなたが買い主を探したから破談になった」などと言い、発覚を免れていたとみられています。
警察は2人の認否を明らかにしていませんが、被害総額が支払った21億円になる可能性もあるとみて、捜査を進めています。


