コメ価格 「令和7年度産はもう下がらないのでは」 農家が“高市新総理”に期待することは…「生産者と消費者がウィン‐ウィンの政策を」

なかなか元に戻らないコメ価格。今年3月には全国平均で5キロ4000円台に。備蓄米の放出で一旦は下がるものの、価格は再び上昇。
【写真を見る】コメ価格 「令和7年度産はもう下がらないのでは」 農家が“高市新総理”に期待することは…「生産者と消費者がウィン‐ウィンの政策を」
今日誕生した、“高市新総理”にコメの生産者は何を期待するのでしょうか。
愛知県長久手市のコメ農家、神谷時男さんに聞きました。
(コメ農家 神谷時男さん)
Q.ことしの出来は?
「全体でいくと去年よりもいい」
しかし、コメ政策については国に不満が。点数をつけてもらうと…
(コメ農家 神谷時男さん)
「50~60点かな。今のコメの値段がこんな高騰してしまった原因は、コメ政策にあったのかな」
「生産者と消費者がウィン‐ウィンの政策を」
そこで高市新政権には、どう期待しているのか?
(コメ農家 神谷時男さん)
「経済をなんとか立て直してくれるのかな。とにかく農業に使う資材がものすごく上がっている。資材のほとんどを輸入に頼っているので、円高に少し傾いてほしい」
自民と維新が、きのう交わしたばかりの連立政権合意書には、食糧の安定供給確保が不可欠と記されましたが、この連立については神谷さん、どう感じているのでしょう。
(コメ農家 神谷時男さん)
「多少新しい風が吹くのかな。違った風が。消費者を納得させる政治、消費者をあおるのではなくて、生産者と消費者がお互いにウィン‐ウィンの関係ができるような政策を願う」
そして、この先のコメ価格について神谷さんは…
(コメ農家 神谷時男さん)
「7年度産のコメの価格はもう下がらないのではないか。もう単価を決めて、卸し業者が買っているので。もう赤字になっていいから叩き売る状態にならないと下がらない」
生産者と消費者にどう新政権は寄り添うのか、お手並み拝見です。