価格落ち着きつつある『白菜』今後の寒さの影響で12月以降は“再高騰”か「今年は価格の変動の差が激しい」
東海地方では11月8日、岐阜県高山市で最低気温1.0度を観測するなど、ほとんどの観測点で今シーズン一番の寒さとなりました。寒くなると食べたくなる「鍋」ですが、価格高騰が落ち着き、葉物野菜などが求めやすくなっているようです。
■名古屋で8.5度…「布団から出るのが大変だった」
名古屋では8日朝、最低気温が8.5度と今季一番の寒さとなりました。名古屋駅前でも、コートを羽織ったりマフラーをつけたりと寒さをしのぐ人が大勢いました。
街の人からは「朝寒くて目が覚めた」「布団から出るのが大変だった。外でも手がかじかむ」などの声が聞かれました。 岐阜県高山市では、最低気温が1.0度と11月下旬並みの寒さとなり、観光客も白い息をあげながら散策していました。
■白菜や白ネギがお値打ちに 価格高騰も一段落と思いきや…
寒い時期に食べたくなるのが「鍋」です。鍋に欠かせない野菜でいまお値打ちに買えるものを、名古屋市千種区のスーパー「サンエース」で調べました。
サンエースの商品本部長: 「10月の頃と比較すると、まだ買いやすい価格が増えてきたかなと思います。白菜も一時期、同じサイズで200円前後していた時もありました。その時が高値のピークだったかなと思いますが、今ですと税抜き128円~150円ほどで販売できていますので」 サンエースでは、10月ごろまで猛暑や残暑が続いた影響で一時、4分の1カットで税抜き198円だった白菜が、128円で販売されていました。
白ネギも10月と比べて100円ほど安い198円になるなど、高騰していた野菜の価格は落ち着きつつあると言います。
しかし、これからの寒さの影響で、12月以降に再び価格が上昇する野菜もあるということです。 サンエースの商品本部長: 「今月までは比較的お野菜はお買い得な価格で流れてくれるのかなと思います。今後も価格の変動は差が激しいと思います。今後高くなっていく傾向としては葉物類、ホウレンソウ、小松菜、白菜などの相場が高くなってくる傾向がございます。寒さによって生育がスピードダウンしている。需要と供給のバランスによって引きあいが強くなり、相場がちょっとずつ高くなっていくかなと思います」