名古屋・栄に完成間近の高層ビルがあります。ザ・ランドマーク名古屋栄です。地上41階、地下4階建てで、高さは約211メートル、延べ床面積は約11万平方メートルです。高層階を中心に高級ホテル、中層にはオフィス、そして、5階から9階には、栄エリア初となる大型の映画館が入ります。
そして、地下2階から地上4階に新たな商業施設「HAERA」がオープンします。手がけるのは松坂屋とパルコを傘下にもつJ.フロントリテイリングです。
J.フロントリテイリング小野圭一社長:
「HAERAに行きたいから名古屋を目的地として東京から大阪に行く間に、あるいは大阪から東京に行く間に名古屋に立ち寄ろうとか、セントレアに降りたってそのまま白川郷の方に抜けていくのではなくて、名古屋で一回ストップしようという効果が生まれてくれるのではないかと思っている」
「HAERA」はミッドランドスクエアに近いような雰囲気

名古屋の文化に詳しいフリーライターの大竹敏之さんに話をお聞きします。
ーー「HAERA」の地下1~2階は飲食店、1階〜3階が「ファッション・ライフスタイル」のフロアとなっており、1階はエルメスやカルティエなどのハイブランド、2階はアークテリクスやDESCENTEなどのスポーツウェアの中でも高価なラインが、3階はさまざまなファッションスタイルを展開するお店が立ち並びます。ラインナップをご覧になってどんなイメージを持ちましたか?
フリーライター大竹敏之さん:
「1階にラグジュアリーブランドが並んで、全体的には名古屋駅にあるミッドランドスクエアに近いような印象を受けます」
ーー1階というのは建物の玄関口になるので建物の印象を大きく左右する可能性があると思います。同じ栄にある松坂屋にも入っているお店も含まれていますが、そのあたりの線引きはどういった戦略を練ったのでしょうか。
フリーライター大竹さん:
「目新しさというよりも栄全体でブランドショップを分厚くしている。飲食店だとよくテナント形式といって集中出店して取り逃さないみたいな戦略がありますが、そういう狙いなのかなという印象を受けます」
ーー名古屋の人達も受け入れられそうなラインナップとしての戦略ですか?
フリーライター大竹さん:
「ブランド好きの名古屋人をとりこぼさない戦略なのかなと思いますね」
注目店舗1:スターバックス リザーブ カフェ(東海初出店)

「HAERA」にはさまざまなお店があるのですが、40店舗が東海エリア初出店で16店舗が新業態でオープンします。
まずは、「スターバックス リザーブ カフェ」。2025年9月に東京に1号店がオープンしたばかりの「パンとコーヒーを楽しむカフェベーカリー」です。イタリアのクロワッサン「コルネッティ」をコーヒーに浸して食べる、おしゃれなスタイルが特徴。大阪にはあるのですが、東海エリアは初出店です。
フリーライター大竹さん:
「 名古屋でも今、ベーカリーとロースタリーが一緒になったお店が流行っているので、スターバックスのこのお店ができることで、名古屋のカフェシーン全体がさらに盛り上がるきっかけになるといいですね」
注目店舗2:麺と前 たかさご(新業態)

もうひとつが「麺と前 たかさご」です。ミシュランガイド東海版にも掲載された名古屋市港区にある人気うどん店「手打うどん 高砂」の新業態となっています。きしめんや味噌煮込みうどんなどの「名古屋メシ」を、お酒とともに楽しむことができるお店です。
フリーライター大竹さん:
「 栄は名古屋メシを食べようと思ったときに、日曜休みのお店とかがあって意外と困るんですね。そんななか、『高砂』さんが出してくれる。しかも新業態。『高砂』は名古屋の麺好きの方はよく知っている、名人の方がやっているお店です。実は5年前に『星が丘製麺所』というお店を出した仕掛人の一人なんです。若い人をきしめんに振り向かせる新しいムーブメントを作った人です。
名古屋の麺はどうしてもお昼ご飯のイメージがあります。東京だとそば前のように、板わさでお酒を飲んで最後に麺で締めるような文化がある。それをきしめんや味噌煮込みでやろうとしている。名古屋で新しい麺食文化が生まれるといいなと期待しています」


