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上司の印鑑を偽造し、不正な事務処理 三重県の女性職員を懲戒処分

05.30(金)19:02
停職6か月の懲戒処分を受けたのは三重県医療保健部長寿介護課に勤務する女性職員(25)です。
県によりますと女性職員は2024年4月から12月にかけて上司5人の姓と同じ印鑑を購入し、上司が押印したように決裁文書を偽造。計164件の不正な事務処理を行ったということです。
上司が、自分のものではない印鑑が押された書類を見つけ偽造が発覚しました。
女性職員は県の聞き取りに対し「他の仕事の処理に追われ仕事がたまってしまったが、言い出せず不正をしてしまった」と話していて、退職の意向を示しているということです。
また、三重県総務部税収確保課の男性職員(27)は、2024年、税務企画課に勤務していた際、経理業務で約1300万円の支払いの遅れを生じさせたほか、事務処理の遅れを隠すために請求書の日付を書き換えるなどの改ざんを行ったとして停職3か月の懲戒処分を受けました。
男性職員は、「他の仕事の影響で仕事の処理が遅れてしまったが誰にも相談できなかった」と話しているということです。
三重県ではひとりで仕事を抱え込まないよう改めて風通しの良い職場環境作りに努めていきたいとしています。