愛知県豊橋市に4月オープンした図書館、扱っている本がちょっと珍しいんです。
夜に歩けど・大石秀斗さん:
「おばけの本と、民話の本を専門に扱う図書館になります」
怪談のほかにも一般的には見られない地域の民話などもあるんです。中には明治時代に書かれた歴史ある本も。

例えば豊橋市にはこんな不思議な言い伝えがあるそうです。
市内にある伊寶石(いぼいし)神社。こちらには決して枯れることのない水たまりがあるそうです。その水をイボに塗ると、なんとイボが自然に治るという言い伝えがあるそうです。
このような話を、愛知県を中心に回ってコツコツと集めてきたのは大石秀斗さん。図書館に置いてある本は2500冊以上です。
たくさんの人に興味を持ってもらえるようにと、子ども向けの本も用意してあります。

元々おばけなど怖いものは苦手だった大石さん。中学生の頃ある出来事が…。
大石さん:
「実録怪談集百物語という本がありまして、これがそんなに怖い本ではない。飼い猫が亡くなりましたって、その気配がずっと残っているみたいな温かい話がたくさん載っている本。おばけとかがすごく身近に感じられて好きに変わっていきました」
そこからおばけの魅力に取りつかれた大石さん。特に地域の怪談や民話などに強く興味を持ったといいます。
大石さん:
「本を開いて探さないと見つからない話やわからない発見がとても多くて、それが私にとって宝探しをしているような気分」

地域を回って調べていく中で感じたことは、言い伝えられてきた話が消えてしまうかもしれない危機感。
そこで、話を残すために…。
大石さん:
「この情熱というか二足のわらじでやるには(自分の)キャパが足りないと、去年に退職いたしまして 今はこの図書館一本でやっております」
図書館を開くため自宅の1階を改装。在宅でできる仕事を探しながら運営していくそうです。


