栃木県上三川町の強盗殺人事件で、実行役とみられる少年4人と指示役とみられる夫婦が逮捕されました。”トクリュウ型”とみられる今回の事件について、専門家は「いままでにないタイプ」と分析します。

横浜市の竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)は14日、16歳の少年4人らと共謀して栃木県上三川町の住宅に押し入り、富山英子さん(69)を殺害した疑いが持たれています。
夫婦は少年4人への指示役とみられていますが、その後の捜査関係者への取材で、少年の一部が「夫婦に頼まれた」という趣旨の話をしていることがわかりました。
また、少年の移動に使われた白い高級外車と特徴が似た車が、夫婦の自宅の周辺で
目撃されていて、夫婦が少年に渡した可能性があるということです。
警察はさらに上位の指示役がいるとみて、調べています。
進む「犯罪の素人化」

これまでに、指示役とみられる夫婦と、少年4人が逮捕されているこの事件について、犯罪心理に詳しい出口保行さんに聞きました。
逮捕された少年の1人が「同じ学年の人物が仲間にいて、誘われて入った」という趣旨の供述をしています。
これについて出口さんは、「見ず知らずの人同士ではなく、知り合いなど比較的近い関係だった点が今までにはないタイプだ」と話しています。
「犯罪を指示する側からすると、知り合い同士を仲間にすることで同調圧力を強め、グループから逃げにくくさせ、犯罪を実行しやすくする狙いがあったのでは」と分析しています。
出口さんは、今回の事案も含めて「犯罪の素人化」が進んでいると指摘します。
「ある日突然、殺人など凶悪事件に手を染めてしまうケースが増えている」と警鐘を鳴らしています。


