時効迫る…去年の“年末ジャンボ”1等7億円の当選者現れず 昨年度の「時効当せん金」は100億円超

年の瀬の楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。愛知県の売り場で、去年の「年末ジャンボ宝くじ」の当せんくじ。1等7億円が換金されておらず、刻一刻と“時効”が迫っています。
宝くじ売り場に並ぶのは、「WANTED」の文字。そのワケは…。
「前後賞合わせて10億円が出たが、その中の7億円が未換金。WANTEDというポスターを夏頃から貼りだして呼びかけている」(一宮テラスウォーク チャンスセンター 管理者 金岩智保子さん)
一宮市の宝くじ売り場「一宮テラスウォークチャンスセンター」での“人探し”。
去年の「年末ジャンボ宝くじ」で1等7億円に当せんしたくじがまだ換金されていないというのです。
「取りに来るといいね」(宝くじ購入者)
「私か?なんて」(宝くじ購入者)
Q.当せんした人に一言
「早く換金しなさい!換金してください!幸せになって仕事やめられますよ」(宝くじ購入者)
1等の当せんくじはバラ売りで販売されていて、当せん額1億5000万円の前後賞はすでに換金されたそうです。
前後賞合わせて10億円の当せんが出たこちらの売り場。近年、高額当せんが続く“幸運の売り場”となっているようです。
「ここは1000万円以上の高額当選がいっぱい出ている。ジャンボは必ず100万円の当選も出るので、とても幸運な売り場になっています」(金岩さん)
1等7億円が無効になるまで1カ月あまり。仮に換金されなかった場合、全国の自治体に分配され公共事業などに充てられるということです。
「本当にもったいないので、私も自宅に残っていないか一生懸命探しているんですけど…。まだ見つからない(笑)」(金岩さん)
1等の当せん確率は2000万分の1。その幸運の持ち主は一体どこに。7億円当せんの宝くじが“紙切れ”になる前に、ぜひご確認を…。
1年で100億円以上が「時効当せん金に」

当せんしていたのに換金をせず、「支払期限切れ」となる宝くじの「時効当せん金」が多いのが現状です。
そもそも、「当せん金の支払期間」は、当せん金の支払開始日から1年で、これを1日でも過ぎると時効になります。
では、どのくらいの額が「時効当せん金」となっているのか。昨年度に確定したのは102億円。
その内訳をみてみると、約76%は、100円、200円など少ない当せん金ですが、約24%が200万円以上の高額当せんです。
さらにその中には、4億円以上の当せんが1本。1億円以上の当せんが8本含まれています。
ちなみに、去年の「年末ジャンボ宝くじ」の当せん金支払い期限は、2026年1月6日までとなっています。





