第一声で訴えたことは…岐阜県知事選挙告示 新人2人が立候補を届け出1月26日投開票 10日から期日前投票も
任期満了に伴う岐阜県知事選挙が2025年1月9日、告示されました。20年ぶりとなる新人同士の選挙戦となりますが、候補者は第一声で何を訴えたのでしょうか? 雪が舞う9日、告示された岐阜県知事選挙。立候補を届け出たのは、いずれも無所属の新人2人で、届け出順に、自民・立憲・国民・公明が推薦する元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英さん(えさき よしひで 60)と、共産党推薦で産業カウンセラーの和田玲子さん(わだ れいこ 64)です。 江崎禎英さん:(無所属・新人/推薦=自民・立憲・国民・公明) 「人やモノが集まる岐阜県、日本の真ん中にあるこの岐阜県から、この国の未来、子供たちの将来を、ぜひ皆さまと共に作っていきたいと思います」 和田玲子さん:(無所属・新人/推薦=共産) 「県民が主人公の政治に取り戻してきて、それから暮らしや環境を守る県政に切り替えるかの大きな瀬戸際の選挙になります」 5期20年にわたって県のかじ取りをしてきた古田肇知事は引退を表明。急速に進む人口減少や物価の高騰など課題は山積みですが、2人が第一声で強く訴えたのが…。 江崎禎英さん:(無所属・新人/推薦=自民・立憲・国民・公明) 「この岐阜県、今どんどん人口が減っている。若い人たちがどんどん流出しているからです。その流れを止めること。ぜひとも子供を2人3人産みたいと思っていただいている方、その思いを実現するには、東京じゃない場所で実現すべき。じゃあどこか、それがこの岐阜県です」 江崎さんは子育てや働き方改革などの政策を進め、若い世代を中心に岐阜県に住みたいと思う人を増やしたいと訴えます。 和田玲子さん:(無所属・新人/推薦=共産) 「収入はそれほど上がっていないのに、物価高で皆さんが苦しんでいる。ここを県として支えたい。リニアや導水路計画を一日でも早く止めて、岐阜県の環境、そして財政の見直しをしていきたいと考えています」 和田さんはリニアなどの大型公共事業への支出を見直し、医療や福祉、教育を重視したいと主張しました。 岐阜県知事選挙の投開票は1月26日で、10日からは期日前投票が始まります。