寒波襲来で車の備え カー用品店で売れているスプレー商品は?JAFに聞いた「プラグかぶり」に注意
冬本番を迎え、積雪や凍結への警戒が必要になっています。運転するときに気を付けるポイントは――
「年末年始、雪道を運転する人もいるのではないでしょうか?冬の運転への備えを聞きました」(上坂嵩アナ)
名古屋市港区にある「スーパーオートバックス NAGOYABAY」。
いまがスタッドレスタイヤへの交換のピークだということで、多くのお客さんが来店していました。
Q.いま売れている商品は?
「窓ガラスに吹きかける解氷スプレーです。12月に入って冷え込んできたので、問い合わせが一気に増えました」(スーパーオートバックス NAGOYABAY 幸山諒太さん)
ほかにも、布製のタイヤチェーンもよく売れているといいます。
「金属チェーンなどに比べて、とても軽いしコンパクトなので、車に置いてもかさばらないので、夏場もそのまま置いておける」 (幸山さん)
着脱も簡単なため、突然の雪への備えとして購入する人が多いといいます。
雪で動けなくなったときはどうする?
突然の雪といえば、今年1月。岐阜県関ケ原町で12時間の降雪量が58cmとなる大雪が降りました。
それに伴い、名神高速道路では約18時間にわたって立ち往生が発生しました。
雪にはまって動けなくなってしまったときには、どうすれば?万一の場合に役立つ商品を紹介してもらいました。
「吹きかけるタイプのグリップのスプレーがおすすめです。吹きかけてタイヤの表面に特殊なコーティングをすることで、グリップ力を高める商品」(幸山さん)
使い方は簡単、タイヤについた汚れや水分を吹き、タイヤに吹き付け10分ほど待つだけ。
スプレーには粘着力があり、雪をとらえやすくするというものなんです。
「氷上ではスタッドレスタイヤ。雪上ではチェーンを使ってもらう形が一番いいと思います。それに加えて、これは緊急用で1本持っておいてもらうのがいい」(幸山さん)
また、こんな商品も――
「炊飯器です。電源はシガーソケットから供給できます」(幸山さん)
1.5合分のコメを炊くことができる炊飯器。車中泊向けの商品ですが、備えあれば憂いなし…?
Q.どれくらい売れている?
「月に1個くらいは売れている」(幸山さん)
冬の運転で注意すべきこと
続いてロードサービスを行うJAFに、冬の運転で注意すべきことについて聞きました。
「愛知県内で雪が降ったときは、例えば日陰とかに、いつまでも雪が残ったりして、スリップ事故などが多い」(JAF 愛知支部 武藤敏行さん)
冬に多いトラブルの一つに、エンジンが掛からなくなる「プラグかぶり」というものがあります。
「プラグかぶりは、寒い時期に多いんですけど、エンジンをかけてすぐに止めてしまうような駐車場の1枠を動かしてすぐ切るとか、次かける時に、エンジンがかからなくなることがあるので、冬の寒い時期は1度エンジンをかけたら、ある程度エンジンが温まってくるまで、エンジンを止めないということを心がけていただくと、トラブルの防止につながるかと思います」(武藤さん)
では、冬の交通事故を防ぐためにどんなことに気を付ければいいのでしょうか。
「気温が下がったときはいつどこで凍結が発生するかわからないということを踏まえ、橋の上とか橋桁の走行は部分的に、凍結することもありますので、まずは速度を落として走行していただくというのが1番大切」(武藤さん)