衆院選が公示されて3日。各地で訴えが続いています。一方で「なぜ、いま選挙なのか」の思いを抱く有権者も少なくありません。候補者たちはどう考えるのか、6人が立候補した愛知4区で取材しました。
名古屋市の熱田区や瑞穂区などが選挙区の愛知4区。
届け出順に、減税日本・ゆうこく連合の新人、志村康博氏、日本共産党の新人、高橋祐介氏、日本維新の会の新人、中田千代氏、中道改革連合の前職、牧義夫氏、自民党の前職、工藤彰三氏、参政党の新人、魚住佳奈氏の6人が立候補しています。
前回の衆院選では、立憲民主党から出馬した牧氏が小選挙区で当選。2012年の衆院選以降、4回連続でトップを譲らなかった工藤氏は2番手に。比例復活に回りました。
急きょの解散で迎えた真冬の衆院選。「何が問われる選挙」になるのでしょうか。6人の候補に聞きました。
牧義夫氏は「国民の政治に対する責任の意識」を問う選挙

小選挙区での議席維持を目指す前職、牧義夫氏。立憲を離党し、中道改革連合に合流しました。
突然の解散に不満や違和感を抱く有権者の受け皿になれるかが焦点です。
「例えば食料品の消費税0%、自民党は時限的な措置だと言っているが、我々は恒久的な話。主権者である国民の政治だということをどれくらい責任を意識しているのかしていないのか、そのことに尽きる」(中道・前 牧義夫氏)
工藤彰三氏「高市総理の方針について信を問う」選挙

前回、比例復活に回った自民前職の工藤彰三氏。
工藤氏は、昨年秋の自民党総裁選で高市総理の推薦人を務めた、いわば“高市派”議員の1人です。
「今の物価高、防衛、外交、様々な面で世界中、国内が疲弊している、それに対して打開策を打って出たい、その方針について皆さんがどう思っているのか、国民の信を問いたいという選挙だと思う」(工藤氏)
中田千代氏は「政権与党の是非」を問う選挙

日本維新の会の新人、中田千代氏。
乳がんを患った経験から、「誰かのために命を使いたい」と思うようになったといいます。
今回の衆院選は、維新をエンジンに改革を進めるかどうか、政権与党の是非を問うものだと考えています。
「(自民と)一緒になり、スピード感をもって政策が有言実行で形になってきている。“自民・維新の与党でいいんじゃないか”と問う」(中田氏)
志村康博氏「物価高対策の成果」を問う選挙

相棒の自転車で街頭演説場所に現れたのは減税日本・ゆうこく連合の新人、志村康博氏。
名古屋で進める市民税減税の実績を武器に物価高対策の強化を訴えます。
今回の選挙については。
「(高市総理が)どういう政策について選挙で問うと言っているのかわからない。大義もなく問題のある選挙だと思う」(志村氏)
そのうえで、「物価高対策の成果を問う選挙」だと位置づけました。
高橋祐介氏は“国民の生活にどれだけ寄り添えるか”を問う選挙

日本共産党の新人、高橋祐介氏。一児の父として子どもの送り迎えをしながら、3度目の衆院選に挑みます。
消費税減税の早急な実現や平和外交など、国民目線の政策が求められていると訴えます。
「大企業や大株主がどんどん富を集中させている中、本当に国民の暮らしが大変になっている。問われるのは“国民の生活にどれだけ寄り添えるか”そこに尽きるんじゃないかなと思います」(共産・新 高橋祐介氏)
魚住佳奈氏は“これからの日本をどういう形にしていくのか”を問う選挙

参政党の新人、魚住佳奈氏。農業支援の拡充などを訴えています。
出馬を決めたきっかけは、日本の現状に疑問を抱いたこと。その魚住さんにとって、今回の選挙は。
「今の政治のままで大丈夫なのか、子どもたちの未来守れるか。“これからの日本をどういう形にしていくのか”国民に問う解散だったと思う」(魚住氏)
それぞれが考える、今回の選挙の意義。短い選挙戦で、どれだけ有権者を納得させられるかが勝敗のカギを握りそうです。


