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リニアトンネル工事付近の地下水位低下 JR東海が回復策示す 岐阜・瑞浪市

09.13(土)01:20
岐阜県瑞浪市のリニアのトンネル工事付近で、地下水位の低下などが起きている問題で、JR東海は12日、新しく地下水位の回復策を示しました。
瑞浪市大湫町では、地下水位の低下や地盤沈下が起きていて、リニア中央新幹線のトンネル工事が原因とみられています。
JR東海は工事を中断し、トンネル内で湧き出ている水を止める対策をしていましたが、将来的にトンネルが損傷するリスクが判明し、対策工事を中止していました。
JR東海は今年6月、水位の低下を戻す方法はないとしていましたが、専門家からは、回復させる方法を継続的に検討するよう求められていました。
12日に行われた専門家らによる11回目の会議で、JR東海はこれまでの経緯などをまとめた報告書を提出しました。
この中で、水位を回復させる新たな対策として、現場周辺の山林を間伐し、雨水の地下への浸透率を上げる方法などを検討していると明らかにしました。
専門家は「雨水の地下への浸透は時間がかかること。長期的なスパンで対策を検討してほしい」などと指摘していました。