水槽から水が… “老朽化”に直面する名古屋港水族館 改修計画が「予期せぬ事態に」 整備費膨らみ200億円 財源確保のため入館料見直す意見も

老朽化に直面する名古屋港水族館。しかし、改修計画に待ったが…。一体なぜ?

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名古屋屈指の観光スポット「名古屋港水族館」。昨年度は全国3位となる年間240万人以上が訪れ、イルカが泳ぐ巨大なプールや、ベルーガが優雅に泳ぐ水槽が目玉です。

しかし、いま「ある問題」に直面しています。

(名古屋港管理組合 安江真司さん)
「水槽から水が染み出してきている。これも老朽化による影響」

1992年の開園から30年以上が経過し、老朽化の影響が…

「いい状態で飼育できるようにしていきたい」

(安江さん)
「(漏れた水によって)カーペットが染みているなど、景観を損なわれている」

海水の塩分により水温調節や水質管理の設備は錆びやすく、補修を繰り返しながら維持している状態です。

(名古屋港水族館 栗田正徳館長)
「飼育されている生き物のカメなどは、水族館の建物よりも寿命が長い。いつまでもいい状態で飼育できるようにしていきたい」

老朽化による影響があちこちに出ていますが、改修計画に「待った」がかかってしまっているのです。

「予期せぬ事態」 整備費用200億円に

これには名古屋港管理組合の管理者、名古屋市の広沢市長も…

(名古屋市 広沢一郎市長 6月9日)
「予期せぬ事態になっているというのが、率直な受け止め。なるべく早めに方針を示していくべきだと考える」

名古屋港水族館は大規模改修工事を行い、リニューアルや極地ペンギン施設の新設を検討していました。しかし、資材高騰などで整備費は膨らみ、200億円に…。6月9日に開かれた、名古屋港管理組合議会でも厳しい発言が…

(松井良憲議員)
「財源の見通しや県・市との調整、今後の運営の持続可能に対する整理が十分でないまま計画を先行させてしまったのが原因ではないか」

 財源確保のため入館料見直す意見も

膨れ上がった大規模改修の財源をどう確保するか…。

名古屋港水族館の入館料は、大人1人2030円。消費増税に伴うものなど、これまで2度しか値上げされておらず、見直す意見も上がりました。

名古屋港水族館の改修計画は、民間活用も選択肢に入れつつ再検討される方針です。

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