プロ野球の前半戦が終わりました。
メ~テレ「ドデスカ!」火曜レギュラーの野球評論家・矢野燿大さんに、ドラゴンズが後半戦で巻き返すために必要な3つの課題を挙げてもらいました。
また、オールスターゲームについてファンの疑問にも答えてもらいます。

前半戦が終わり、ドラゴンズは最下位。
ただ矢野さん、シーズン序盤の最下位と今の最下位は、意味合いが若干違いませんか?
「後半戦の目標は3位」

矢野さん:
そうですね。
4位から6位のチームの状態を見ると、ドラゴンズの方がちょっと上がってきそうな感じがありますし、今3位のヤクルトも若干落ちてきているので、目標はやはり3位になると思うんです。
後半どんなドラマを作ってくれるのか、楽しみにしたいと思います。
Q:3位までのゲーム差が7。ここはどうですか?
矢野さん:
後半戦は、動き出すとガッと動く試合もあります。僕らは苦しい試合をした時期もあるので、7ゲーム差は全然わからない。そういう戦いになると思います。
中継ぎ投手陣をワンランク上に

Q:今日のテーマは「ドラゴンズ後半戦の課題」です。まず1つ目が「中継ぎ投手陣の整備」。勝ちパターンは決まってきたかなと思うんですが。
矢野さん:
そうですね。勝ちパターンはだいぶ安定してきて、井上監督が迷うことはなくなってきたんですが、3位までのゲーム差は7ゲームあるんです。勝ちパターンで勝つのはまず基本ですが、もう一つ、連勝することが必要です。
そのために、先発がちょっと早く崩れたところで粘ってくれて、こっちに流れを持ってきてくれるような中継ぎ投手の頑張りが必要です。
連戦連勝になった時に、勝ちパターンの投手は登板が増えると思うんです。そうなった時に違う投手を使わざるを得ない状況も出てくるので、そういう時に中継ぎがみんなで頑張らないといけない。
ドラゴンズが3位に浮上するためには、もうワンランク上の中継ぎ陣の整備が必要です。
Q:勝ちパターン以外の中継ぎ投手陣ということですね。
矢野さん:
清水達也投手が戻ってきていますし、いろいろな投手が入ってきそうなところが見えてきています。
スペシャリストの育成を

Q:2つ目は「打線の精度向上」。
矢野さん:
ホームランで点を取るのはファンの皆さんも楽しいですし、それが一番いいんですけど、いいピッチャーになったら、なかなかそういう点の取り方ができません。
ドラゴンズは、ランナーは出るけれど結果的に進塁できないケースが多いんです。
そういうところではバントや右打ちなど、チーム全員で点を取っていく精度が必要になってきます。
Q:細川成也選手が2番や3番を打って打順がまだ固まっていない状況ですが、固めた方がいいんですか?
矢野さん:
連勝していけば固まっていくんですが、まだ正直、固まるような状況ではないかなと思います。連勝していく中で固まったらいいなと思います。
Q: 3つ目は「スペシャリストの育成」。矢野さんはずっと言われてますね。
矢野さん:
代走やバントのスペシャリスト、あとは守備であったり、「最後はこの選手で勝負する」というカードがベンチでは必要になってきます。
ドラゴンズでそういう選手がまだあまり見当たらないので、勝ちながらそういう選手を育てるところも必要になってくると思います。
Q:そこで言いますと、ケガから復帰した樋口正修選手は、大事な場面で盗塁を決めるなど活躍しています。
矢野さん:
26日の盗塁は素晴らしかったですね。こういうところで勝負をかけていく。最後に抑えのピッチャーが出た時にこういう勝負が出ると思うので。
Q:矢野さん、この3つの課題をクリアできれば後半戦巻き返すと考えても大丈夫ですか。
矢野さん:
僕は十分にあり得るゲーム差だと思っています。
ただ、ドラゴンズはゲームを他チームより早く消化しているんです。残り49試合なので、早く上に行きたいですね。
そういうところでは先ほど言った連勝が必要になってきます。
オールスターの疑問に答える

Q:ファンの皆さんに「矢野さんに教えてもらいたいオールスターの舞台裏」を聞きました。
「普段違うチームの選手と一緒にプレーすることで、いろいろコミュニケーションが必要だと思うんですけど、どのようにしているか気になります」
「監督選抜というのは、監督の好みでやっているのか、セ・リーグの活躍を見て決めているのか教えてください」
Q: 矢野さんはオールスターに7回出場していますが、他チームの選手とどうコミュニケーションをとっていましたか?
矢野さん:
みんな一流選手なんで、試合をする上で特別なコミュニケーションは必要ではないんですが、僕が楽しみにしていたのは、同じポジションの憧れの選手だった古田敦也さん。古田さんはどんなミット使ってるのかなと「ちょっと触らせてもらっていいですか」と触ってみたり、「古田さんは普段どうやって捕っているんですか」と聞いていました。
バットもいろんな選手のバットが並んでいるので、「この選手はこんなバットを使ってるんだ」と見たりとかしていました。
今回も村松開人選手が、巨人の坂本勇人選手と同じショートというポジションで憧れがあるという記事が出ていました。憧れの選手がどんなことをしてるのかを見たり、声をかけたりとか、そういうのはオールスターならではの楽しみです。
Q:矢野さんが対戦相手として苦手な選手がいた時、「弱点どこや?」とか聞かなかったんですか?
矢野さん:
それはさすがに聞けなかったですけど、「もうちょっと打たせてくれよ」とか、「1本ぐらい頼むぞ」とか、そんなことは言っていたような気がします。
監督選抜はどうやって決める?

Q:では2つ目の質問。監督選抜の選手はどうやって選んでいるんでしょうか。
矢野さん:
僕自身は担当したことがないので、わからない部分もあるんですけど、やはりチームのバランスは気にしていますね。
まずはオールスターに値する成績を残している。その中でこのチームでこれくらいの人数を選んでいきたいなというのはあると思います。
また、オールスターは普段やっている球場と地方球場というのが多いと思います。
今回だったら富山ですね。そこで、成績が同じくらいであれば富山の選手を選ぼうかなとか、そういうところはあるかなと思います。
(2026年7月28日放送 メ~テレ『ドデスカ!』より)


