東三河の水不足は深刻です。愛知県新城市の宇連ダムは17日午後3時半、ついに貯水率が0%になりました。
【写真を見る】水不足でダムが空っぽに…ついに貯水率0%突入で“緊急取水”開始 水資源機構「渋滞防ぐため見に来ないで」農家が時間区切って使う“番水”も実施調整へ 愛知
(水資源機構豊川用水総合管理所上野英二副所長 午後3時半)
「ダムからの流入なし!宇連ダムの貯水率ゼロを確認しました」
豊川用水最大の水源、宇連ダム。バンテリンドーム17個分の「水がめ」が、ついに貯水率ゼロになってしまいました。宇連ダムの貯水率0%は、2019年5月以来のことです。
わずかに残った水を“緊急取水” 使える水は10日分程度
(森本琴衣記者)
「貯水率が0%になった宇連ダムです。斜面はカラカラに渇き、ダムの底が露わになっています」
満水だった時と比べると、空っぽになってしまったようですが、わずかにダムの底に茶色く濁った水が見えます。
(上野副所長)
「過去に枯渇した時とは条件が違い、今回は全体的におしなべて水量が少ない状況で貯留水を活用する」
底の部分にわずかに残った水。そこで17日から「緊急取水」を開始。
そのままでは流れていかないダム底の水をポンプでくみ上げて、豊川用水に送り込みます。1968年に宇連ダムの運用を始めて以来だという緊急事態。この緊急取水に使える水は10日分程度だということです。
「蛇口の頻繁な開け閉めなどできることを一つずつ」
(上野副所長)
Q.ダム底の水がなくなるとどうなる?
「宇連ダムとしてはこれ以上とれる水がない状況。大島ダムや他の7つの調整池の水で対応していく」
Q.豊川用水を使う住民に対しては?
「蛇口の頻繁な開け閉めや風呂の水の有効活用など、できることを一つずつ積み重ねて、この状況を一緒に乗り切っていきたい」
また、水資源機構は道路渋滞などを防ぐため、宇連ダムを見に来ることを控えて欲しいと呼びかけています。
豊川用水の節水率はきょう午前9時から、水道用水は20%→25%、農業・工業用水は40%→45%に引き上げられました。
(愛知・大村秀章知事 17日)
「農業用水の場合、水をたくさん使うのは稲作が始まるとき。田んぼに満々と水を蓄えないといけないが、今の状況では簡単ではない」
愛知県は、農家が時間を区切って順番に水を使う「番水」を、水需要が本格化する4月上旬以降、実施する方向で調整します。


