2022年10月24日放送
【アナウンサーが中日新聞コラムを朗読】4月12日(火)アナよみ春秋
アナよみ春秋
中日新聞の看板コラム「中日春秋」を東海テレビ&CBCテレビのアナウンサーが朗読します!
「中日春秋(ちゅうにち・しゅんじゅう)」は、中日新聞の朝刊1面に毎日載っているほぼ555文字の文章。
書いた人の意見や考えが含まれた「コラム」と呼ばれる読み物です。
▼昭和の時代、作新学院高の江川卓投手は剛速球で甲子園を沸かせた。怪物と呼ばれたが、法政大二年の時、右肩を疲労骨折した。高校時代から登板過多だった
▼巨人入団後、二十勝をあげた年もあったが、最盛期は長く続かず、三十二歳で引退した。自伝「たかが江川されど江川」に「大学二年のときに起こしたあの疲労骨折以来、僕の投手人生は最後まで、右肩との闘いの繰り返しだった」とある
▼令和の怪物ことロッテの佐々木朗希投手が日曜日のオリックス戦で、走者を一人も出さない完全試合を成し遂げた。プロ三年目。二十歳五カ月での達成は史上最年少という。最速百六十キロ超の直球を武器に十三連続奪三振のプロ野球新記録も作った
▼大船渡高三年の夏、甲子園をかけた岩手大会決勝で監督がけが防止を理由に佐々木投手を登板させずに敗れ、議論を呼んだ。プロ入り後も体づくり優先で登板は制限された。大事に育てられた大器が片鱗(へんりん)を見せ始めたのだろう
▼江川氏はプロ九年で完全試合こそ達成していないが、通算百三十五勝。現役最後の年も十三勝で引退を惜しまれた。自伝によると、肩の痛みで「あるべき姿の江川卓」でいられないから決意したという。打者が直球を待っていると分かっていても、直球を投げて空振りさせなくてはいけない−
▼きっと今の佐々木投手には、できることであろう。長く見たい。
番組詳細
中日新聞の看板コラム「中日春秋」を東海テレビ&CBCテレビのアナウンサーが朗読します!
「中日春秋(ちゅうにち・しゅんじゅう)」は、中日新聞の朝刊1面に毎日載っているほぼ555文字の文章。
書いた人の意見や考えが含まれた「コラム」と呼ばれる読み物です。
アナウンサーがよむ中日春秋
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