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救いの時差～ある小児がん医師の呻吟～

国際コンクール「ABU賞」テレビドキュメンタリー部門受賞。名大病院の小児科医・高橋義行さん(57)は、治療法がないためがんで亡くなる子どもを診てきた。久保田ちひろちゃん(9)は神経芽腫の患者。イタリアで有効な治療法が見つかったが、日本では認可されておらず、渡航を決断。高橋医師も同様の治療法を研究しているが、国内で患者に投与するには多くの壁が…国の違いがもたらす最新医療の“時差”を取材した。