【イマネタ】「花粉症」の子どもが増加、発症の平均年齢は5.8歳　小学生の約半数に何らかの症状

ドデスカ！イマネタ

2024年2月15日放送2030年1月1日00:00配信終了

春本番並みの暖かさで花粉が飛びやすくなっています。そんな中、花粉症と診断を受ける子どもが増えています。

「14日午後3時前の名古屋・栄です。街では上着を手に持って歩く姿が多くみられます。日差しが出ている時間帯ですと、1枚でちょうどいいくらいの暖かさです」(島津咲苗アナウンサー)

　14日は日本列島に春本番の暖かい空気が流れ込み全国的に気温が上昇。

　名古屋の最高気温は19.2℃、東海地方のほとんどの観測地点で今年一番となる最高気温を記録しました。

　気温の上昇とともにやってくるのが「スギ花粉」。

　花粉症に悩む人には辛い日々が始まりそうですが、気になるデータが発表されました。

　ロート製薬が小学生の子どもを持つ親にアンケートしたところ、47.4％が「花粉症と診断を受けた」、「花粉症だと思う」と回答。

　10年前に行った16歳までの調査は32.7％で、約10ポイント増加しています。

　小学生のおよそ半分に花粉症のなんらかの症状があり、発症年齢の平均は5.8歳という結果でした。

　名古屋市西区にある「みわた小児科」の三輪田俊介医師は――

「1月中旬ごろから目のかゆみだとか、透明な鼻水が止まらないといった花粉症を疑うような症状の子どもが増えている印象」（みわた小児科三輪田俊介医師）
「年齢の低い子どもは何歳ぐらい？」（島津アナウンサー）
「2～3歳ぐらいでもあきらかに感染症とは違う季節性の花粉症を疑う患者はいます」（三輪田医師）

　この日診察を受けに来た4歳の女の子は発熱はありませんが、目のかゆみと鼻水の症状があるといいます。

「のども特にばい菌が付いていないので症状から花粉症が疑わしいと思います」（三輪田医師）
「2年ぐらい前にアレルギー検査をしたんですが、その時はスギのアレルギーが出なくて」（母親）
「でも去年はちょっと症状があった？」（三輪田医師）
「ありました」（母親）
「なので今後は血液検査も予定していくようにしましょうか」（三輪田医師）

　花粉症が疑われるため、三輪田医師はアレルギーに効く飲み薬と目薬を処方しました。

「子どもは目を開けて目薬を垂らすと、こわくて嫌がっちゃうじゃないですか。目を閉じた状態で内側に垂らしてあげて目を開けるとジワ～っとしみていく。そうやって差してあげると抵抗なくできるので」（三輪田医師）

　花粉症患者が増えている要因について、環境省は「飛散する花粉数の増加」「食生活の変化」「腸内細菌の変化や感染症の減少」などが考えられると指摘。

　子どもの花粉症が増えていることについて、「アレルギー検査の種類が増えたことで子どものうちにアレルギーがあるかどうか、わかるようになったからではないか」と三輪田医師は話していました。

「目をすごくかゆそうにしていたり、鼻がぐじゅぐじゅしていたり、というときは病院を受診したほうがいい？」（島津アナウンサー）
「実は花粉症ではなくウイルス性の結膜炎だったり、あとは鼻かぜだったりという可能性もあるので、実際にその症状が花粉症なのかそれ以外なのか、症状に対してどういった薬を使えるのかということを私たちが判断しますので特に目や鼻に症状があるときは小児科や耳鼻科を受診してほしい」（三輪田医師）

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