2024年11月9日放送
【イマネタ】四季桜と紅葉の共演に異変? 猛暑の影響で開花は約10日遅れ、地元観光協会からは不安の声
ドデスカ!イマネタ
毎年秋にサクラと紅葉の両方を同時に楽しめる愛知県豊田市の「小原四季桜まつり」。今年は猛暑の影響である異変が起きているといいます。島津咲苗アナウンサが-取材しました。
「愛知県豊田市の小原地区です。例年であれば真っ赤な紅葉と四季桜の共演が楽しめる場所ですが、今年はまだつぼみが多く、花の開きが遅れているようです」(島津咲苗アナウンサー)
例年、11月下旬から春と秋に花を咲かせる四季桜と紅葉の共演が楽しめる愛知県豊田市小原にある「川見四季桜の里」。
今年は11月11日から30日までの間、小原ふれあい公園などで恒例の「小原四季桜まつり」が開催されます。
イチョウやモミジは色づき始めているのですが、8日時点で四季桜はまだ2~3分咲きといったところ。
Q.紅葉の色づきは例年と比べどうですか?(島津アナウンサー)
「例年並みですね。夏の暑さで弱っている木もありますが、例年並みにきれいに色づくかなと」(小原観光協会 水谷隆治事務局長)
Q. 四季桜はちらほら花が開いていますが例年と比べると?(島津アナウンサー)
「猛暑のあとも暖かい日がずっと続いたので、四季桜の開花はだいぶ遅くなっている」(水谷事務局長)
Q.例年この時期はどれくらい咲いている?(島津アナウンサー)
「もう5~6分咲きにはなっているはず」(水谷事務局長)
Q.まだ今は1分咲きぐらい?(島津アナウンサー)
「1~2分、せいぜい2分咲きかなと。木によっては3分咲きのものもあるが。」(水谷事務局長)
四季桜は気温が10℃前後になると咲き始めるのですが、今年は残暑が厳しく、暑い時期が続いたため、例年より10日ほど開花が遅れているといいます。
また、影響は紅葉にも。
過去にない暑さによって水分が不足し、一部の葉はすでに枯れ始めていました。
本来であれば、毎年11月20日ごろに四季桜の満開と紅葉のピークを同時に迎えるのですが――
「例年20日ごろから満開になり紅葉とマッチングしてきれいになるが、今年は20日時点で5~6分咲きかも知れない」(水谷事務局長)
Q.四季桜の満開と紅葉のピークがずれる?(島津アナウンサー)
「完全にずれると思いますね。ただこれから急に寒くなって気温が下がってくれば、一気に咲きだすこともあるのでその期待は込めながら、でも暖かい日と寒い日が繰り返すならば月末にならないと満開にならないのでは」(水谷事務局長)
「『四季桜まつり』は今週末から始まるのでこの状態に少し花が加わるだけだと思うので、来られた人はちょっとがっかりされるかも。ただ、それはそれで楽しんでいただいて、満開になったらまた楽しんでいただけたら。何度も来て四季桜の成長を見守る、今年はそういう機会になるのでは」(水谷事務局長)
全国でも珍しい桜と紅葉を同時に楽しめる「四季桜まつり」。
コロナ前は毎年15万人以上の観光客が訪れていた地域の一大イベントです。
しかし、今年のような猛暑が来年以降も続いた場合、桜の開花や紅葉への影響が出る可能性は高く、水谷事務局長は不安を感じているといいます。
「今後も暑い夏が続く可能性はありますよね」(島津アナウンサー)
「それが一番心配なんですよ。『毎年こうなるのかな』と思っていまして。四季桜の花があってのお祭りなので咲いていないと盛り上がらない。もしこれからも猛暑が続いて四季桜の開花が遅くなっていくのなら、祭りの開催期間も考え直さなければ いけないかなと思っています」(水谷事務局長)
番組詳細
ニュースでは伝えきれない「生活ネタ」や「地元の小さな話題」まで、今気になる鮮度の高い地元・東海3県のニュースを徹底取材。竹田基起アナ・島津咲苗アナがフットワークよく取材に急行、現場の臨場感と共に地元のニュースを伝えます。
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