大須ではシャチのお香が人気?老舗お香専門店「春香堂」がリニューアルオープン
お笑い芸人の山田ルイ53世が名古屋市・大須のまちをぶらり散歩! 今回訪れたのは、大正10年創業のお香・線香専門店「春香堂」です。店舗改装により6月にリニューアルオープンしたばかりの老舗お香専門店の魅力をご紹介します。
独特な優しい香りが漂う店内
1921年創業のお香・線香専門店「春香堂」。初代は漢方薬の店として営業していましたが、漢方薬材料を使ったお香の調合を始めたことで、現在のお香・線香専門店に変化しました。
お香の高貴な香りに包まれた店内は、グレーを基調にしたスタイリッシュな空間。お香や線香、ろうそく、香炉などさまざまな商品が並びます。
中央に置かれた小瓶の数々は、お香に使う原料。中でも山田ルイ53世が気になったのは、「白檀(びゃくだん)」です。
白檀は、インドやインドネシア、マレーシアなどで産出される木の芯材のこと。アロマなどの精油で使われる場合は“サンダルウッド”とも呼ばれています。人工で植林することが難しいため、非常に希少価値の高い香木です。
数十年もの年月を経ることで、森の中にいるようなさわやかさと甘い香りを放つといいます。
白檀の香りをかいでみると、思わず「びゃくだん~」とつぶやく山田ルイ53世。ほのかな甘い香りにリラックスした表情を浮かべます。
さらに店内には香木も飾られています。香木とはその名の通り、良い香りを放つ木のことです。
店主の小川栄一郎さんいわく、この香木は「沈香(じんこう)」。細かく粉末状にして線香に練り込んで使うといいます。ちなみに香木は数百万円もするそう!
店主おすすめの香りは?
そんな「春香堂」の最近のおすすめ商品は「CONCEPT:ZERO」です。“新感覚の香体験”をテーマにつくられた「CONCEPT:ZERO」は、白檀や沈香といった天然の原料ではなく、ディフューザーやアロマなどに近い香り。お香が初めての人も、手に取りやすいアイテムです。
小川さんイチオシは海の王者、シャチをイメージした「Orca(オルカ)」。山田ルイ53世もこの香りに「落ち着く良い匂い。好きです」と気に入った様子です。
おうちでゆっくり過ごしたいとき、仕事で気合いを入れたいとき。その日の気分やシーンに合わせて、暮らしの中にお香を取り入れてみてはいかがでしょう。
【春香堂】
住所:愛知県名古屋市中区大須2-15-32
営業時間:10時~18時
「春香堂」公式サイト