ラーメンが150円!?「安すぎて申し訳ない気持ちになる」 500円でおつりがくる町中華ランチとは『チャント!』
食欲の秋を迎えたものの、まだまだ続く値上げの波。今回は、私たちを救う500円以下で食べられる名古屋の人気ワンコイングルメを調査しました。
安さの秘訣は“遅い”仕入れ時間にあり 本格・充実ランチ!
ワンコイングルメ3連発の調査に挑むのは、タレントの寺坂頼我さん。お腹をすかせて、取材スタートです!
1軒目は、名古屋駅から徒歩2~3分、中村区名駅3丁目の創作居酒屋「かげ山」。お昼時は、お客さんが続々と入店していきます。
(常連客)
「すごくおいしい。ここが一番好き。500円とは思えない」
店主の影山裕二さんは、懐石料理店と居酒屋で合わせて約20年修業。その後、父の店を継ぎ、19年になります。毎朝、市場で仕入れる新鮮な食材を使用。夜の平均単価は5000円ほどですが、ランチメニューは全て500円!
寺坂さんは、この日イチオシの「鯵の野菜あんかけ」を注文。熱々トロトロの鯵の野菜あんかけに、ご飯、味噌汁、野菜の小鉢、お漬物、さらにはお刺身まで付いて、ワンコイン!さらに、ご飯は大盛り無料です。
(寺坂さん)
「このボリューム感で500円!?鯵の身もふっくらしていて、めちゃくちゃ脂がのっています。そして、あんかけは、うま味がギュッと濃縮されていて、ワンコインとは考えられないクオリティ!」
影山さんによると、安さの秘訣は「仕入れ時間」にあるのだとか。
(かげ山店主・影山さん)
「市場に仕入れに行く時、あえて遅い時間に行くんですよ。僕らも魚屋さんも『今日のうちに売りたいもの』が絶対にあると思うんですよ」
他店が朝5時には集まる市場へ8時以降に仕入れに行き、鮮度は同じなのに、売れ残っている食材を安く入手しているとのこと。この日は、鮮魚店が捨ててしまうはずだったアラも譲り受け、うま味爆発の煮込み料理「あら煮大根」に大変身させました。
日替わりランチはなんと430円!プラス150円でラーメンも
2軒目は、東区の創業約50年の町中華「南海園」。ランチタイムは、吸い込まれるようにお客が集まり、店内は大賑わい!店を切り盛りする酒井健介さん・恭子さん夫婦は、手を止める暇もありません。
(常連客)
「安いですよ。本当かいなと思って」「申し訳ないなと思う時がある」
南海園の「日替わりランチ」は、なんと430円!この日のメニューは、揚げたてのシュウマイに、白菜やニンジンなど、5種類の具材が盛り盛りに入ったあんをかけた「揚げシューマイの野菜あんかけ」。ご飯とスープが付いて、この安さです。
日によっては、定食タイプだけでなく、丼モノやカレーライスが出てくることも!マーボー丼もカツカレーも、スープ付きで430円で味わえます。さらに、プラス150円でラーメンまで付いてきます!
(恭子さん)
「夫が値上げしない派なんで。なんとかやってます!」
(建介さん)
「毎日来てくれる人がいるから、なかなか(値段を)上げられないです」
SNSに投稿すれば“ほぼ半額”!?日本一のバズり居酒屋
3軒目は、中区栄の「居酒屋 哉月」。カウンターは連日即満席で、隣には宴会スペースもあり、団体客にも人気です。
(常連客)
「週3~4くらいで来ています。最高です」
「よく来るんですけど、ずっと食べられるおいしさ!」
お店の看板メニューは、愛知県産の大根を8時間も煮込んだ「大根の煮物」。通常価格は330円です。
(寺坂さん)
「甘辛い味付けではあるけど、優しい味もするので、ずっと食べていたい。飲みたくなってきます」
「鶏の手羽先」も、同じくお店の看板メニュー。二度揚げにこだわった大きな手羽先を、秘伝のタレで甘辛く仕上げた逸品です。値段は275円。この時点で大根と手羽先の合計金額が605円になり、心配になる寺坂さん。しかし、テーブルには、さらに330円分の季節のおつまみも出てきました。
榊原慎哉社長によると、合計935円の料理が、ワンコインで楽しめる衝撃のシステムがあるとのこと!
(哉月・榊原社長)
「お店がSNSをやっていまして、動画をお客さまのラインかインスタグラムのストーリーに紹介していただきますと、3品で500円にさせていただいております」
動画紹介で3点セットがほぼ半額のワンコインに!※初来店限り/約1か月間開催
「哉月」のSNSでは、店員が踊ったり、短いドラマを披露したりする動画が大人気。SNSフォロワーが、累計およそ300万人(TikTok 200万人、Instagram 65万人、YouTube 30万人)を誇る、“日本一フォロワー数の多い居酒屋”です。
(店員)
「海外の方も来てくれたりするので、視聴者さんのことを考えながら動画を作っています」
「自分はプライベートで昔からダンスをやっていて、仕事として自分の特技を生かせるのは、めっちゃうれしい!いつも楽しいです!」
お客がSNSで動画を拡散、お店は動画の再生数などに応じて広告収入をゲット。その分、激安キャンペーンで、料理の安さに還元しています。
CBCテレビ「チャント!」9月30日放送より
※「居酒屋 哉月」榊原社長 「榊」は、木へんに神