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数少ない高校の『混声合唱部』が危機的状況!?男子部員募集にパンサー向井がひと肌脱ぐ!『いざ学校に向井ます』


CBCテレビで夕方放送の報道情報番組『チャント!』。その中の『いざ、学校に向井ます』のコーナーでは、“パンサー”の向井慧さんが東海地方の学校に向かい、生徒や先生と交流しながらリアルな学校生活を紹介しています。

今回訪ねたのは、愛知県内に3校しかない国立高校の一つ、刈谷市にある『愛知教育大学附属高等学校』です。

こちらの高校には、県内でも数少ない男女が共に歌う混声の『合唱部』がありますが、男子部員が少なく、今年入部した男子は一人だけ。混声合唱を続けていく上で危機的状況であることをつづったメールが顧問の先生から届き、「来年度は男子部員が入るようにエールをください」という切なる思いを受け、向井くんが向かいました。

“女子3:男子1”の割合でも金賞に輝く見事なハーモニー


創部以来、混声合唱を伝統としているこちらの合唱部。現在、37名で活動されていますが、男子部員はわずか9名。「男子だけでもパートが2つに分かれちゃうのに、1パートしか作れなくて…」と顧問の先生の危機感は相当なもの。

部長にも話を聞いてみると「女子は声が高い分通るので、理想としては男子の方が多いくらいがいいな」と、理想の男女の比率を教えてくれました。しかし、この高校はそもそも男子生徒が少ないため、男子部員を集めるのはなかなか難しいのが現状のよう。


とはいえ、今年の愛知県大会で金賞に輝くほどの実力を持つ合唱部。早速、その歌声を聞かせていただくと、「美しいね~」と思わず感動の一言をもらした向井くん。そして「第一声を聴いた瞬間からぞわっとして、そのぞわっと感がずっと続きました」と大絶賛!

中学などから合唱をやってきた生徒が多いのかと思いきや、部員のほとんどがこの高校に入ってから合唱を始めた初心者というのも驚きです。

UFO・セミ・しゃぶしゃぶ!? 不思議な練習法に向井くん爆笑!


普段の練習について部長に尋ねると、ソプラノやアルトといったパートで一つのまとまった声が出せないと他のパートとも合わせられないため、4つに分かれたパート練習を大事にしているのだとか。パート練習で指摘された箇所を自分たちの中で消化し、いざ合わせた時に生かせるように日々練習をしているそうです。

また、こちらの合唱部には伝統的な練習法があるそうで、それが『UFO』『セミ』『しゃぶしゃぶ』という謎の3つ。聞いただけでは3つとも想像がつきませんが、例えば『セミ』は、ミンミンゼミのごとく「ミンミンミン…」と「ミン」の音を連続で発声する練習法。

この練習には、声が遠くまで届くように響かせる効果があるそうで、部員の皆さんは至ってまじめに実演してくれましたが、向井くんは笑いがこらえきれず、「(この練習は)本当なのね?」と尋ねるほどでした。

「最初の衝撃は忘れられない」男子部員のリアルな合唱への思い


この合唱部の悩み「男子部員が少ない! どうにかしたい!」という状況の中、今活動している男子部員に入部した理由を聞いてみました。

合唱がやりたいがためにこの高校に入学した生徒は、男子が入部できる高校がなかなか見つからず、探しに探してようやく見つけたときの喜びを、合唱に対する熱量とともに臨場感タップリに語ってくれました。

また、大会に出るための部員が足りないからと頼まれて期間限定で入部した生徒は、参加していくうちに運動部とはまた違った楽しさや達成感が味わえることを知り、ハーモニーが生まれた瞬間や包まれた時の「最初の衝撃は忘れられない」とそのまま続けています。

コロナ禍でマスクを着用し、歌うことそのものや気持ち的にも息苦しさを感じながらも一丸となって活動を続ける『愛知教育大学附属高校・合唱部』の皆さん。

向井くんは「生で体験するものに勝るものはないなと思いましたね。歌声を生で聞いたらあそこの中に入ってみたいなって気持ちになる。皆さん、ぜひ合唱部へ」とエールを贈りました。

いざ学校に向井ます

向井くんが東海地方の学校に行き、ユニークな授業や部活動を体験! 生徒や先生と交流し、今どきの“リアルな学校生活”を紹介します。

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