【鉄道の運転席映像】JR東海 線路の先には何がある?【JR東海道本線・岐阜駅~大垣車両区】

毎月第1土曜日の午後にテレビ愛知で放送中の『日経プレミアム 工場へ行こうIII』の制作陣がお届けする、珠玉の電車企画第6弾! 今回はJR東海の東海道本線下り、岐阜駅から大垣駅方面へと回送される列車の運転席に特別にカメラを設置し、普段は見られない運転士目線の前面展望を撮影しました。長く続く線路の先には何があるのか? JR東海 運輸営業部 管理課の武井秀樹さんの解説とともにお届けします。

[貴重なお宝映像はこちら]


線路の先には何がある?JR東海 中央本線・名古屋駅~神領車両区

線路の先へと向かう回送列車、黄色い△マークは何?(岐阜駅~西岐阜駅)

岐阜駅を出発した回送列車。JR東海道本線の下り方向、大垣駅方面へと進んで行きます。するとすぐに珍しいマークを発見。右手に見える黄色い三角マーク、いったいどんな意味があるのでしょうか?


黄色い三角マーク

このマークは「信号喚呼位置標」と呼ばれるもの。この先にある信号機を確認する目安を示しています。確かにこの場所から線路の先に青い光を見ることが出来ますね。


この先にある信号機を確認する目安

少し進むと、左側にも黄色い三角マークが見えました。そして真正面を見るとやはり信号機。安全な鉄道の運行に欠かせないマークです。


左側にも黄色い三角マーク

続いて発見したのは、左側から線路へと続いているだらーっと伸びた電線。線路の方に続いているようですが、これはいったい何なのでしょうか?


だらーっと伸びた電線

その正体は変電所から架線等に電気を供給している電線。この近くの変電所から電車を走らせるための電気が送られてきているそうです。

長良川を通過する橋の上には、レールの内側にまたレールが?(西岐阜駅~穂積駅)

回送列車が西岐阜駅を通過すると、左側にたくさんの貨物やコンテナが止まっているのが見えてきました。


岐阜貨物ターミナル駅

この場所は岐阜貨物ターミナル駅。貨物列車のコンテナの積み下ろしをする拠点駅です。続いて見えてきたのは長良川にかかる緑色の大きな橋。その橋の上に敷かれたレールの内側を見てみると、さらにレールが敷かれていました。これはいったい何のためなのでしょうか?


内側のレール

内側のレールは『橋上ガードレール』と呼ばれるもの。万が一橋の上で列車が脱線してしまった場合に逸走することを防ぎ、被害を最小限に抑えるための設備です。列車の安全を守る大切な設備です。。穂積駅を通過すると、今度は線路の下に穴のような者が開いていることに気がつきました。左右のバラストが四角く掘られているこの場所、いったい何なのでしょうか?


左右のバラストが四角く掘られている場所

実はこの場所も橋梁の一つ。下には川や道路が通っています。こうした橋梁はたくさんあり、安全を確保するために『橋上ガードレール』が設置されています。

駅の手前は信号機だらけ!その理由とは?(穂積駅~大垣駅)

穂積駅を抜けると、眼前には養老山脈や伊吹山が連なる風光明媚な光景が広がります。雪の山々が連なる素敵な眺めです。


素敵な眺め

左手にソフトピアジャパンを見ながら揖斐川にかかる橋梁を渡れば間もなく大垣駅。揖斐川を渡り終えた付近で右から線路が見えてきました。


右から線路が見えてくる 樽見鉄道

この線路は樽見鉄道のもの。岐阜県大垣市から本巣市根尾までを結ぶ第三セクター運営のローカル鉄道です。さらに進んで行くと、信号機が3つも見えてきました。いったいここには何で3つもの信号機があるのでしょうか?


信号機が3つ

この信号は進入方向ごとに対応してつけられた信号。大垣駅に入る場合、下り列車は下り1番線下り本線上り1番線という3方向の進路に進入できるため、そのそれぞれに対する進路に信号機を設けてられているそうです。なお、真ん中だけ下り本線だけ黄色のマークがついていますが、これは「下り本線に速度制限55km以下で入りなさい」という意味となるそうです。


「下り本線に速度制限55km以下で入りなさい」という意味

その先には左側にたくさんのレールが見えてきました。工事のつどレールを運搬車で運搬するのは効率が悪いため、現場に近い材料置き場にてレールなどを保管し、必要な時にはその都度保守用車と呼ばれるもので運ばれます。このような材料置き場は各地に設けられているそうです。


交換用のレール

終点である大垣駅の下り本線に入線した回送列車はここで一旦停車。すると向かい側から別の列車が同じ線路に入ってきました。もしかして逆走なのでしょうか!?


もしかして逆走

向かい側からやってきたのは、大垣駅の留置線に止まっていた電車。大垣駅のホームにて入れ替え作業が行われ、右側の留置線から左側の下り1番線ホームに入っていくために目の前を通過していました。


左側の下り1番線ホームに入っていくために目の前を通過

ちなみに下り1番線に入っていった列車は、このあと米原行として運行されるそうです。回送列車の運転席からしかほとんど見る機会がない出来ない大変貴重なシーンでした。

列車は大垣車両区へと進行。線路の先にあったのは?(大垣駅~大垣車両区)

大垣駅を下り方向へと出発した回送列車は、本線を外れ左側の側線へと入っていきます。側線の先にあるのは大垣車両区。左側には車両の検査や修繕を行う検修庫と呼ばれる建物が見えてきました。


検修庫と呼ばれる建物

さらに線路を進んで行くと、今度は突起物のようなものが両側にたった場所に到着します。


突起物のようなものは給水栓

この突起物は清掃で使用するための給水栓。到着した回送列車も次の営業運転に備えてここで清掃を行います。さらにその先には車両を留め置くための留置線があるとのこと。線路の先には、次の出番まで列車が待機するための場所がありました。


大垣車両区に到着

次回は謎がいっぱいの「名古屋市営地下鉄東山線」編。名古屋駅から伏見駅へ向かうと驚きの急カーブ、今池池下間の秘密の空間、地下から地上へ出る貴重な瞬間、そして普段見ることはない終着駅の先には何があるのか?次回も楽しみです。


「名古屋市営地下鉄東山線」編

線路の先には何がある?

魅力に満ち溢れた線路の旅へご案内!テレビ愛知のレギュラー番組『工場へ行こうIII』の制作陣がお贈りする珠玉の電車企画第6弾。Locipo、GYAO!、Youtubeにて配信中。
また「乗り物企画」はシリーズ化が決定!第7弾は、3/21(月祝)に放送&配信予定。謎がいっぱいの「名古屋市営地下鉄東山線」、ご期待下さい!

【放送局】テレビ愛知 
【番組HP】https://tv-aichi.co.jp/senro/
【配信】Locipo YouTube ​
※記事の内容は放送当時のものです。

線路の先には何がある?

毎月第1土曜日の午後にテレビ愛知で放送中の『日経プレミアム 工場へ行こうIII』の制作陣がお届けする、珠玉の電車企画!

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