グルメにスイーツ、お城も!岐阜市で“満腹&満足”まち歩き
令和の“楽市楽座”が岐阜公園に誕生!
『岐阜城楽市』で岐阜グルメを堪能
夏の風物詩「ぎふ長良川の鵜飼」をはじめ、ぎふ長良川花火大会や岐阜城パノラマ夜景など、美しい自然と歴史、文化を感じさせるスポットが集結する岐阜市。
岐阜市の中央、岐阜城を頂に構える金華山の麓に広がる「岐阜公園」は、戦国時代の岐阜城主であった斎藤道三や織田信長の居館があったといわれています。
そんな岐阜公園内に今年4月、織田信長の楽市楽座をイメージした新スポット「岐阜城楽市」がオープン。信長のおもてなしが今に息づく、“岐阜城下町”の魅力を取材しました。
グルメから緑豊かな広場まで!
岐阜の魅力を再発見
今年4月、岐阜公園内に誕生した「岐阜城楽市」。敷地内には、11店舗が集結し、グルメやショッピングを楽しむことができます。
開発コンセプトは、“『岐阜』を嗜み、OMOTENASHIを堪能する”。施設担当者は、「沿線の著名な観光拠点である、金華山・岐阜城のふもとに位置するこの場所の魅力を最大限に引き出し、地域の活性化に貢献していきたいと考えております」と話します。また、楽しみ方のポイントについて、「岐阜の良さを再発見していただけるような施設となっています。周辺と調和したデザイン、岐阜らしいメニューやモノをご堪能ください」と述べました。
その想いは、各店舗が展開する“岐阜らしさ”を表現したメニューや内装、岐阜に縁のある武将たちの家紋を用いたフラッグなど、さまざまな部分で感じとることができます。
敷地内では、敷地内のマップも設置。岐阜城やぎふ金華山ロープウェー、岐阜市歴史博物館など他観光スポットの方向も記されているのも嬉しいポイントです。
広々とした芝生広場は、散策中の休憩スポットとしてもオススメ。風に揺れる木々の葉音や緑の香り、爽やかな風に心が癒されます。広場では、テイクアウトしたグルメを味わうグループや一人読書を楽しむ人、シャボン玉で遊ぶ親子など、各々に芝生広場を楽しむ人々の姿を見ることができました。
厳選はちみつを贅沢に堪能!
“売り切れ必至”のソフトクリーム
岐阜城楽市に到着したら、“早め”に行っておきたいのが、『はちみつ専門店 秋田屋』。
これからの季節にぴったりな「はちみつソフトクリーム」(550円)は、平日は300個、休日は400個と数量限定で発売。13時~14時頃には完売してしまうほどの人気メニューです。
受け渡し直前に、スタッフさんがはちみつをトッピング!はちみつは全部で3種類。クセがなくサラリとした上品な味わいの「アカシアはちみつ」、レモンの風味を加えたやさしい甘さが特徴の「はちみつDAY檸檬」、濃厚な甘さと爽やかな酸味が楽しめる「ヒマワリはちみつ」の3種類から、1種類選ぶことができます。
ソフトクリームはさっぱりとした口当たりながら、牛乳のコクを感じる濃厚な味わい。はちみつによってコクが際立ち、甘味を帯びた“まろやさ”を楽しむことができました。
店内では純正はちみつのほか、はちみつの入りの「大人の発酵レモネード」(1,980円)や「雪解けはちみつのチーズケーキ」(2,780円)など、はちみつの加工品を多数販売。
手軽に焼きカレーパンが楽しめる「はちみつDAYSカレー風味ペースト加哩」(691円)など、ユニークなラインアップにも注目です。
はちみつソフトクリームにトッピングされるはちみつは、ソフトクリームとのペアリングを重視してセレクト。『はちみつ専門店 秋田屋』担当者によると、ソフトクリームは季節に合わせて、より濃厚になったり、爽やかになったりと味わいが変化していくそうなので、はちみつ×ソフトクリームが織り成す“マリアージュ”を、シーズンごとで食べ比べしてみるのも面白いかもしれません。
はちみつ専門店 秋田屋
電話番号/058-214-3383
営業時間/10:00~17:00
定休日/水曜日
ハツシモ玄米の団子を手焼き!
8種類のトッピングでオリジナル団子づくり
平日・土日祝ともに、朝8時からモーニングメニューも展開している『四季彩うどん 華きんとん』。
ランチタイムからは、こだわりの極太麺を、焼きいりこと宗田鰹の出汁つゆでいただく「四季彩うどん膳」(2,200円)や「華うどん膳」(1,680円)、お米マイスターが選んだ国産もち米を特製出汁でふっくら炊き上げた「四季彩おこわ膳」(2,200円)など多彩なメニューが揃います。
甘味も充実しており、なかでも人気を集めているのが「ハツシモ玄米団子の手焼きセット」(1,380円)。ハツシモは岐阜県美濃地方を代表するブランド米で、大粒で歯ごたえがあり、あっさりとした食感が特徴。
同メニューでは、そんなハツシモの玄米から作った団子をコンロで焼き、好みのトッピングで“オリジナル団子”として味わうことができます。
早速、団子を網の上へ。パチパチという音、香ばしい匂いが漂うなか、両面をバランスよく焼いていきます。
焼き上がったら、トッピング開始。この日のトッピングは、あずき、みたらし、ピスタチオホイップ、ずんだ餡など8種類。ずらりと並べられたトッピングを眺めながら、トッピングを考える時間も楽しい!
トッピング完成!今回は、桃ソースとずんだ餡、イチゴとカスタードクリーム、あずきとみたらしの組み合わせにしてみました。焼きたての団子は、もっちもち!口いっぱいに米の甘味と風味が広がります。イチゴの酸味であっさりとした後味になったり、甘辛いみたらしのタレでコクが増したり、トッピングによる味の変化も楽しむことができました。
続けて、餅とサツマイモを焼いていきます。プクーッと餅が膨らんでいく様子に思わずワクワク。
焼きあがった餅は、みたらしやあずき、ずんだ餡など和風のトッピングでいただきました。
甘味タイムのお供は、岐阜県揖斐郡を主な産地とする“揖斐茶”。爽やかな香気と甘味が団子の香ばしい口当たりと相性抜群でした。
四季彩うどん 華きんとん
電話番号/058-201-6770
営業時間/平日8:00~16:00、土日祝8:00~18:00
定休日/火曜日
個性豊かなラインアップも魅力!
岐阜の歴史と文化が詰まったお土産が充実
“岐阜らしさ”が詰まったお菓子や雑貨が揃う『ぎふ おりんぴ庵』。
入り口には、美濃和紙を使用した「かやうちわ」がディスプレイされ、涼しげな雰囲気が漂います。
オススメは、高級砂糖の和三盆糖を使用した「和風ラムネと金平糖(長良川)」(550円)。同店限定の商品で、斉藤道三の家紋、鵜、長良川と鵜飼のイラストがデザインされたラムネが入っており、岐阜の風景や歴史を感じることができます。ラムネに金華山にゆかりのあるリスがあしらわれた、キュートな金華山版も注目です。
他、桶狭間の戦いにおける織田信長の勝利にちなんだ「信長ぽるぼろん」(648円)や、信長塀をイメージした「信長塀みるふぃゆ」(648円)など、歴史や文化をモチーフとした多彩なお菓子が揃います。
独特な透明感と絵柄が美しい「水うちわ」も、岐阜ならではの夏アイテム。さっと水に浸してあおぐことで、気化熱の効果でヒひんやり冷たい風を楽しめる「水うちわ」。鵜飼舟の上から長良川の水をつけて扇ぎ、涼をとったという言われもあるといいます。
『ぎふ おりんぴ庵』では、カステラやクレープ、ソフトクリームなどテイクアウトスイーツも展開。織田信長が岐阜城で「堂上蜂屋柿」を客人に振る舞っていたことにちなみ、3種類の干し柿をトッピングした「信長おもてなしソフト」(600円)は店長のイチ推しメニューです。
ぎふ おりんぴ庵
電話番号/058-213-4801
営業時間/10:00~17:30
定休日/火曜日
揚げたてチュロをシェイクにディップ!
自家焙煎のコーヒーでカフェタイム
工房で自家焙煎した、こだわりの豆を使用したコーヒーが自慢の『井ノ口珈琲焙煎所』。
どっしりした重みのある味わいが特徴の「金(こがね)ブレンド」や、中煎りで酸味と苦味のバランスがちょうどよい「岐阜城ブレンド」など自家焙煎コーヒー、オリジナルドリンクをイートイン・テイクアウトの両方で楽しむことができます。
下呂特産のブランド豚・飛騨なっとく豚を使用した「井ノ口ドッグ」や「フランクフルト」など、岐阜産の食材を使用したフードメニューも充実しています。
岐阜産へのこだわりは空間にも。店内には、岐阜県産の栃の一枚板をテーブルとして起用。照明には、岐阜提灯の老舗・オゼキが手掛ける提灯が使用され、温かみのある雰囲気が漂います。
今回は、岐阜県産の枝豆を使用した「清流ずんだシェイク」(600円)と、店内で生絞りしてから揚げている「井ノ口チュロ」(580円)をテイクアウト。
清流ずんだシェイクは、規格外になってしまう枝豆を活用し、フードロス削減にも取り組んだ商品。口いっぱいに枝豆のやさしい甘さが広がり、ひんやり冷たいのど越しが夏にぴったり。枝豆の粒感が、口当たりにほどよいアクセントをプラスしていました。
シナモンをたっぷりまぶしたオリジナルチュロは、織田信長をイメージして岐阜県産と愛知県産の小麦を使用。外はサクサク、中はふんわりとした食感が魅力です。
それぞれの味を楽しんだら、チュロをずんだシェイクにディップ!温かいチュロと冷たいシェイクの相性も抜群です。食べ歩きのお供にぴったりなひんやりドリンクも豊富な同店。夏は、「金(こがね)レモネードフロート」や「金(こがね)レモネードソーダ」もオススメです。
井ノ口珈琲焙煎所
電話番号/058-267-1567
営業時間/8:30~18:00
定休日/水曜日
岐阜ならではの魅力を体感できる『岐阜市楽市』。今後の展望について、施設担当者は「開発コンセプトである、“『岐阜』を嗜み、OMOTENASHIを堪能する”に基づき、地元の方に、岐阜の良さを嗜んでもらうとともに、観光客の皆様にも岐阜らしいおもてなしを堪能してもらえる施設を目指してまいります」と話します。
夏は、“ひんやりスイーツ”などの取り揃えにも注力していくという同施設。岐阜市の歴史と文化を今に伝える、新スポットの夏に注目です。
撮影・取材・文/山田有真
■施設情報■
岐阜城楽市
住所/岐阜県岐阜市大宮町1丁目
駐車場/なし(市営の駐車場、近隣にコインPあり)
※台数に限りがあるため、公共交通機関の利用を推奨
https://meitetsu-pm.co.jp/gifujo-rakuichi/
人に話したくなるエピソードが満載!
お城博士と巡る岐阜城ツアー
岐阜城の楽しみ方を教えてくれたのは、名古屋市立大学教授・城郭考古学者の千田嘉博さん。大河ドラマの復元考証も担当した、“お城博士”です。
岐阜公園正門から入り、ぎふ金華山ロープウェーで標高329mの山頂にある岐阜城を目指します。
山頂駅からいざ、岐阜城へ!千田先生によると、金華山は岩の山で地盤も安定しているとのこと。しばらく、硬い岩石の壁が続きます。さらに道の途中では、“天然の岩壁”と“岩を利用した人工の石垣”を使用した、門があったと伝えられるポイントも発見できました。
次に注目したのは、橋の下が谷のようになっている「堀切」。千田先生曰く、「人工的に岩を切って、谷状の地形を作って、敵が城に入れないようにした」という堀切。
現在、堀切には橋が架けられており、「当時もあのように橋が架かっていたところかもしれないですね」と当時に想いを馳せました。
当時の記録から、家族と一緒に山の上の城に暮らしていたといわれる信長。動画内では、そんな信長が金華山を下りながらしていたこと、信長の大好物をクイズ形式で紹介。
さらに、1567年に楽市楽座で使用されていた「制札」の本物も登場。「花押(かおう)」と呼ばれる、信長の直筆サインを見ることができます。
楽市を中心にして、新しい街づくりに取り組んだ信長。そんな信長の歴史を岐阜城と共に体感してみては。
■番組情報■
東海テレビ「スイッチ!」
お城博士・千田先生と巡る!誰かに話したくなる岐阜城クイズツアー
2025年4月22日放送
レシピは500種類以上!
SNSで話題!スーパーの手作りスイーツ
ケーキやシュークリーム、パンナコッタなど、多彩なスイーツが人気を集める『ハイショップふじた』。この日、店内には40種類以上のスイーツが並んでいました。
スイーツを作っているのは、同店の3代目店長・藤田尚樹さん。なぜ、“スーパー”がスイーツに注力するようになったのでしょうか。
キッカケは、客足の“減少”。時代の流れによって、大手スーパーに客足をとられてしまった『ハイショップふじた』。経営は厳しくなっていたといいます。
そんななか、10年ほど前から尚樹さんが始めたのが、スーパーの果物を使ったスイーツ作り。コンビニや大手スーパーの増加によって、果物の回転が良くなくなってきたことを機に、フードロスをなくすために始めたといいます。
ネット情報を参考に、独学でスイーツ作りに励んだ尚樹さん。レシピ通りに作っても思うように仕上がらない、スイーツ作りの奥深さにどんどんハマっていったといいます。
今やレシピは500種類以上。その種類豊富なラインアップは、“スーパーなのにスイーツがすごい!”とSNSで話題を集め、スイーツを目当てに遠方から訪れるお客さんも増えたそう。
他にも動画内では、“スーパーの店長”という本業をこなしながら、スイーツ作りに励む尚樹さんのライフスタイルや、スイーツ作りを続ける原動力などを紹介。地域密着型スーパーの“愛されスイーツ”に注目です。
■番組情報■
CBCテレビ「チャント!」
ほぼ岐阜市だけ愛されフード『ハイショップふじたのスイーツ』をいただきます!
2024年11月15日放送
紙で作られた黄金の大仏!?
金華山の麓に鎮座する「岐阜大仏」
岐阜県大仏町にある『正法寺』に鎮座する「岐阜大仏」。奈良、鎌倉と共に、日本三大仏のひとつといわれています。
地域情報誌「GiFUTO」編集室からは、「もう本当に大きな大仏さんで、入ったら思わず、わっと見上げてしまう大きさに驚くと思います」という声も寄せられました。
高さ13.7mを誇る岐阜大仏。その大きさを目の当たりにした『メ~テレ』西尾菜々美アナウンサーも、「想像していたよりもはるかに大きくて、驚いています」と思わずびっくり。
続けて、「優しい、にんまりっていう感じの表情」と、大仏の穏やかな表情に惹きつけられました。
岐阜大仏は38年の歳月を費やして、1832年に完成。木材と竹、粘土で作られており、『正法寺』住職・小林孝道さんによると、「お経の紙が全身を覆っている」といいます。大仏をじっくり見ていくと、経文が書かれた美濃和紙を発見。
『正法寺』住職・小林さんは、「岐阜の地の産業文化というと、岐阜提灯とか和傘作り。それらは竹と紙と漆でしょ。岐阜の人々の力がかなりここ(岐阜大仏)に加わっていると思います」と、大仏への想いを語りました。
他にも動画内では、パン1斤がついてくる豪華モーニングも登場。岐阜市観光の参考にチェックしてみては。
■番組情報■
メ~テレ「ドデスカ+」
マチ10 地元誌が激推しする新進気鋭のそば屋! 黄金の岐阜大仏に大感動!
2024年5月17日放送
連日満員!家族で守った“店の味”
「待っても食べたい」あんかけスパ
岐阜市で36年(放送当時)続く、あんかけスパの人気店『PaPaかみの』。「ミートボールのあんかけスパ(150グラム)」(1,020円)をはじめ、多彩なあんかけスパメニューが揃います
看板メニューは、「ミラネーズカントリー(150グラム)」1,060円。あんは1週間かけて、野菜の旨味を濃縮。麺は油で火を通すことで、もっちりとした食感に仕上げています。旨味たっぷりのあんは、“ピリッ”としたスパイシーな味わいが魅力です。
現在、このあんかけスパを作っているのは、店主の神野恵子さん。同店は元々夫婦で切り盛りしていたお店で、当時は夫・孝司さんが調理を行い、恵子さんはホールの担当だったといいます。
しかし、11年前(放送当時)に孝司さんが病に倒れ、自宅で療養することに。それからは、恵子さんが一人でお店を切り盛りしてきました。
「見よう見まねで作りながら、病院に入院していた主人の所に行って、聞きながら作っていた」と、当時を振り返る恵子さん。続けて、「お客さんも(主人の味に近づくまで)随分我慢してくれた。離れずにずっと通ってくれた」とお客さんへの感謝の想いを明かしました。
他にも動画内では、進化形おにぎりや味噌煮込みうどんなど、さまざまな岐阜ランチをピックアップ。こだわりが詰まった岐阜グルメで、心とお腹を満たしてみては。
■番組情報■
中京テレビ「キャッチ!」
わが町ランチ一番店 岐阜市編
2024年6月12日放送
金華山の山頂でレア体験!
岐阜城の月イチ限定“金の御城印”とは…?
岐阜市のシンボルといえば、金華山の山頂にそびえる「岐阜城」。東海地方の人々にとって、馴染みのあるスポットのひとつですが、城マニアが注目する“プレミアムな日”がありました。
それは、毎月の最終金曜日!実は岐阜城では毎月、最終金曜日限定で“金の御城印”を配布。通常と同じ価格で購入できるのも、嬉しいポイントです。
また岐阜城では、開館時間を夜間まで延長する「岐阜城パノラマ夜景」を開催。天守閣から濃尾平野の夜景を一望することができます。
期間限定で実施されているイベントで、岐阜市公式HPよると今年は、7月~8月は期間中毎日、9月~11月は期間中の土日祝日に実施されるといいます。
他にも動画内では、注文してから“秒で出てくる”高速そばが話題の老舗そば店『更科』が登場。
同店の名物「冷やしたぬき」を、わずか数十秒で仕上げるスピーディーな職人技にも注目です。岐阜市の他、高山市の観光スポットも多数紹介。岐阜旅のスポット選びに活用してみては。
■番組情報■
テレビ愛知「岐阜あたりまえトラベル」
2024年8月10日放送