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縁起物の花飾りを奪い合う「花奪い祭り」 高さ6メートルの天井に設置 岐阜・郡上市
01.06(月)20:47
縁起物の花飾りを我先にと奪い合う「花奪い祭り」が、岐阜県郡上市で行われました。
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雪が降り積もった岐阜県郡上市。長滝白山神社で平安時代からつづく「花奪い祭り」は、拝殿の天井に吊るされた縁起物の花飾りを、参拝者が奪い合うことで知られています。
花笠が設置されているのは、高さ6メートルの位置。サクラやツバキなど5種類の花飾りを持ち帰ると、家内安全や商売繁盛の福がもたらされるとされ、男たちはやぐらを組んで体を持ち上げ…。花笠が引っ張り落とされると、我先にと花飾りに手を伸ばしました。
(参拝者)
「ひもは切れやすかったが、人がわーってくるので、すごく疲れた。でも1年いいことがありそうなのでよかった」
「とにかくみんなが幸せな1年がいい」
「とれたよ~うれしいです。いいことがありますように」
拝殿の外に出て奪い合う人たちも…
花笠は全部で5つあり、引っ張り落とすのに苦労することも…ダイナミックに体全体を使って、やっと取りました。
また、花笠の芯の部分=わらで出来た「輪転」も人気があり、雪が積もった拝殿の外まで出て奪い合う人たちも。
なかなか決着がつかず…じゃんけんで決めました。
(参拝者)
「いえーい!めちゃめちゃうれしいです。6年ぶりにとれました。ありがとうございます」
毎年1月6日に行われる「花奪い祭り」。ことしは仕事初めと重なったためか、去年よりも300人ほど少ない約500人が集まったということです。