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岐阜市 陸上自衛隊の射撃場で3人が死傷の発砲事件から2年 追悼の式典行われる

06.14(土)17:41
岐阜市にある陸上自衛隊の射撃場で、3人が死傷した発砲事件から2年の14日、死亡した隊員を追悼する式典が現場となった射撃場で行われました。
この事件は、おととし6月岐阜市にある陸上自衛隊の日野基本射撃場で、訓練中に隊員3人が自動小銃で撃たれ、2人が死亡、1人が大けがをしたものです。
岐阜地検は、元自衛官候補生で当時18歳の特定少年の男を銃撃のため弾薬を奪おうと考え2人を殺害した強盗殺人などの罪で起訴していますが、裁判の日程はまだ決まっていません。
事件から2年が経った14日、射撃場では、雨の中、献花に訪れる人の姿も見られました。
死亡した隊員にお世話になったという元自衛官の20代男性は、「入隊したてのころに生活面や精神的な支えになってくれていた人だった。これからも忘れないために来ました。」と話していました。
午前11時半からは、現場となった射撃場で、死亡した隊員2人が所属していた守山駐屯地の関係者や遺族ら約60名が参加し、追悼式が行われました。
第35普通科連隊長の佐々木久史・一等陸佐は、「隊員は自らと仲間を守る意識を持って安全の確保にまい進して参りました。この決意はこれからも決して揺らぐものではありません。(死亡した)2人の名に恥じぬよう連隊全隊員が一丸となって力の限り頑張りぬくことをここに改めてお誓い申し上げます。」などと追悼の言葉を述べたということです。