12日のドラゴンズ井上一樹監督はルーキーの練習を訪問、そして立浪和義さんとの特別対談がありました。ドラゴンズ今季のスローガン「ドラあげ」に込められた思いは?また球団のスローガンはどう決まるのか矢野燿大さんに聞きました。

新人合同自主トレ3日目の昨日、初めて視察に訪れた井上一樹監督。
入団会見以来1ヶ月ぶりに顔を合わせたルーキーたちを前に約10分間の訓示を行いました。
「『緊張感あるのか』と聞いたら『ちょっと…』みたいな。『ちょっとじゃなくてだいぶ緊張しろよ!』と言った。(新人合同自主トレを)始めて3日目『徐々に慣れていけばいいよ』と話した。最初の印象はすごく大事だから。『きっちりハキハキあいさつしなさいよ』と話した。『春季キャンプ入るまでの間にけがをするなよ』と『体調不良や体の不具合があったらすぐに報告しなさい』と念を押した」(井上一樹 監督)
井上監督は視察の約1時間半後、立浪和義さんとのトークショーに出席。
テーマは今シーズンから新設されるホームランウィングについて。
「ドラゴンズは今より何本ホームラン増えていたんだっていう質問をしたんですね。逆にホームラン何本打たれていたか聞いた。(去年ホームランウイングがあったら)ドラゴンズは30~35本増えたらしい。逆に20本ちょっと打たれているらしいです。30本増えると得点で言えば50点・80点 全然変わってきますから」(井上監督)
「ずっと作ってほしいと言っていたので。毎回2対1とか1対0の試合ばかりで。
おそらく打線もガラッと変わって点も取れると思うので、皆さんのストレスも解消されると思う」(立浪さん)
井上監督と立浪さん 二十歳を振り返る

さらに12日は成人の日ということで、2人の二十歳の頃の話に―。
「もう試合に出ていたし、結婚も21歳でしていますので。しっかりしていたと思いますけど(笑)」(立浪さん)
「いつクビになるんだろうなっていうような」(井上監督)
Q.まだピッチャーだったよね?(立浪さん)
「そうそうピッチャーだったんですよ。当時立浪さんがショートを守っていて、立浪さんが球を取って一塁に投げてセーフになったんですよ。僕はなんでしっかり守ってくれないんだよと。これっぽっちも思っていないんですよ。『ごめんな、ショートゴロアウトにできなくて』って言ってきたんですよ。そこから立浪さんってスゲーなと一段と…」(井上監督)
「好きになった?」(立浪さん)
「好きになったね」(井上監督)
「ドラあげ」に込められた思い

約1時間半ファンを楽しませた2人。井上監督は改めて今年の意気込みを語りました。
「(ドラあげという)スローガンの4文字に凝縮されたような形で、技術を上げる、成績を上げる、ファンの方々のテンションや拳を全部上げるという。上へ行くぜっていうステップ踏むよ、上げちゃうよ、というようなものは意識したい」(井上監督)
そして13日の「ドデスカ!」に矢野さんが出演することを伝えると―。
「矢野さんの考えてそうなことも僕は分かっているつもりですし。矢野さんが何を言っても構わんよというメッセージを送っておきます」(井上監督)
――立浪さんと井上監督の二十歳の頃の映像もありました。若かったですね。
「井上監督とは寮で、俺らいつクビなんやろなとかね。不安なことばっかり言ってましたけど。まさかお互い20年近く現役できたり。まさかお互い監督やるなんてその当時は夢にも持ってなかったんで。本当人生分からないな。立浪さんはこの頃からスーパースターでしたから。僕は学年1個下ですけど。ドラゴンズに来た時、『うわ、立浪や』みたいな。そんなキラキラしてるような感じでしたね」(矢野さん)
新スローガン「井上監督らしくていい」

今回の教えて矢野さんのテーマは「スローガン」です。
今季のスローガン。ドラゴンズは「ドラあげ」です。
――井上監督が決めたということですが、矢野さんこの「ドラあげ」の印象は
「井上監督らしくてすごくいいなと思いましたね。去年はドラポジでしたっけ。やっぱり井上監督雰囲気とか大事にしたいんですよね。だから雰囲気も上げながら気持ちも上げて順位も上げていこうみたいな。この短い中にそれがしっかり入っているんでね。女性の方にもすごく可愛いって言ってもらえるような」(矢野さん)
――可愛いですし、なんかグッズの想像もしやすいですね
「めちゃくちゃいいところに目をつけてくれました。これめちゃめちゃグッズ作りやすい。本当に僕もそう思いました。女性の方とか子供とかがね。あげあげとかいろんなグッズを作りながら。試合の中でそれを使うっていうようなところでもすごくいいなと思いました」(矢野さん)
球団スローガンどう決める?

過去ドラゴンズのスローガンどんなものがあったか振り返りましょう。
【歴代監督別 主なスローガン】※就任初年度
2004-2011 ROAD TO VICTORY(落合博満)
2012-2013 Join us ファンと共に(高木守道)
2014 Start it Again 強竜再燃(谷繁元信)
2017 原点回帰~ゼロからのスタート~(森繁和)
2019 昇龍復活! WITH BLUE(与田剛)
2022 All for Victory ~すべては勝利のために~(立浪和義)
2025 どらポジ Very Positive Dragons(井上一樹)
2026 ドラあげ↑↑(井上一樹)
――矢野さんが阪神監督時代はどうやってスローガンを決めていたんですか?
「僕はやっぱり全員で野球やりたい。それは選手だけじゃなくてスコアラーさん。トレーナー全員に入ってもらってスローガン決めることを僕の中で大事にしていましたね」(矢野さん)
「勝」の字に「笑」を スローガンに託した想い

【矢野さんの阪神監督時代のスローガン】
2019 ぶち破れ!オレがヤル
2020 It’s勝Time! オレがヤル
2021 挑・超・頂 ~挑む 超える 頂へ~
2022 イチにカケル!
――これもスタッフチーム全員で決めたということなんですね
「僕が司会をしながらどんなチームやったら俺はいいやろうなって。もちろん優勝はするよ。でもどんなことを大切にしたら優勝できてるやろうな。ファンの人がどんなことを大事にしたら野球を見たいかなとか。いろいろ僕が司会しながら全員入ってもらって、全員で意見を出して作りました」(矢野さん)
――2020年の「It’s勝Time!」にはこだわりがあるんですよね
「『It’s勝Time! 』の『勝』っていう字になっているんですけど。実はね違う字なんですよ。『勝』に『笑』っていう字を入れている。僕ら練習も苦しいじゃないですか。勝つ試合もなかなか苦しいんですよ。でもそんな苦しい中でも俺ら笑顔でやれたらいいよな。苦しい中でも俺ら挑戦していけたらいいよな。そんなことをずっと言ってたんで。あるコーチが『勝』という字を『笑』っていうのにしたらどうですか…って言ってくれて。こんな字ないけど『笑』を入れようとこのスローガンになった。苦しい時にみんなここに集まる。みんな大切にしたいものとして作っていました」(矢野さん)
――2020年からは井上さんがコーチとして阪神に加入していますが…
「井上監督はむちゃくちゃいいアイデアをいっぱいその当時も出してくれた。だから(ドラあげ)のスローガンもすごくいいスローガン。井上監督らしいなってすぐ思いました」(矢野さん)
(2026年1月13日放送 メ~テレ『ドデスカ!』より)


