全国でクマの被害が相次ぐ中、AIを活用した新たなクマ対策を岐阜県の企業が開発しました。
【写真を見る】AIがクマだけを識別 苦手な音で追い払う 「べアラート」 100m以上先にいても検知 発売から2か月で100以上の企業などから問い合わせ
(柳瀬晴貴記者)
「こちらの会社では、AIを活用した新たなクマ対策に乗り出しています」
岐阜県大垣市で20年以上、害虫や害獣の駆除を手がける企業「防除研究所」。
この会社が新たに開発したのが、クマの写真を見せると“けたたましい音”を出す、その名も「ベアラート」。その特徴は…
(防除研究所 梅木厚生代表)
「これはクマだけを認識するカメラ。AIカメラです。人が往来しても全然反応しないが、クマだけに特化したカメラ」
発売から2か月… 100以上の企業や自治体から問い合わせ
クマだけを識別できる高性能AIを搭載し、360度見渡せるカメラで100メートル以上先にいるクマの姿を検知。クマが苦手とされる高周波と低周波を組み合わせた音を出し、追い払うという仕組みです。
(梅木代表)
「要望がすごく多くなったので、それに対して誰かがやらないといけないということで、害虫・害獣駆除をしている会社なので、うちが使命感を持ってこういうものを開発した」
2年の開発期間を経て今年3月、ついに商品化。発売から2か月ですでに100以上の企業や自治体から問い合わせがあったといいます。価格は1台252万円。
クマよけスプレー以上の効果? もしもクマに遭遇したら…
さらに…
(柳瀬記者)
「もしもクマに遭遇したらどう行動するべきか。こちらの装置は強い音と光でクマを撃退します」
こちらは持ち歩けるクマ撃退装置「イカズチ」。重さ約600グラムと片手でも扱えるサイズです。山などでクマと遭遇してしまった際の護身用で、クマよけスプレー以上の効果があるといいます。価格は19万8000円。
(梅木代表)
「特徴としては40種類 音が変わる。人間と同じ哺乳類で感受性があるので、効くクマと効かないクマがいる。音を変えて、どこかで効かせる。(音に)慣れさせない」
クマからの被害を防ぐため、新たな技術や対策が求められています。


