2月下旬には6万円の大台が見えていた日経平均株価は、じりじりと値を下げて、3月4日の終値は5万4245円となりました。株価を下げた要因の1つは、中東情勢が悪化したためです。その影響は日本経済にも出ています。
イランから遠く離れた日本で市民に話を聞くと…

3月3日イラン国内では、黒煙が立ち上りました。アメリカとイスラエルがイランに対して、いまも大規模な空爆を続けています。アメリカのトランプ大統領は、「イランの海軍や空軍は壊滅的な状態で、防空能力を喪失した」と主張しています。アメリカのニュースサイト、アクシオスは、UAE=アラブ首長国連邦がイランへの攻撃を検討し、サウジアラビアも攻撃に加わる可能性があると伝えました。
UAEとサウジアラビアがイランへの攻撃に参加すれば地域情勢がさらに不安定化するのは確実です。遠く離れた日本でも、株価が大幅に下落するなど、影響が出ています。市民に話を聞くと。
70代女性:
「もうガソリンがきのう入れたら5円上がっていた」
50代男性:
「これからの景気にも響くのではないか。最近値上げをしているので、そういう問題になるといけないと思う」
SNSにはこんな書き込みも。
40代女性:
「Xとかでトイレットペーパーを買った方がいいかなという投稿を見た」
「トイレットペーパーが不足する」はデマ
トイレットペーパーがないという投稿ですが、番組でも、このような画像がSNSで上がっていることを確認できました。実際はどうなのか?家庭紙を製造する41社が加盟する「日本家庭紙工業会」の石墳守男専務理事に話を伺いました。「トイレットペーパーはつくれなくなっているのか」聞いてみました。答えはこちらです。「デマです。生産に影響が出ているという話はありません」と話していました。
「トイレットペーパーの原料は、国内の古紙が約6割くらい。さらに東南アジアや北米、南米から輸入するパルプがその他のほとんどを構成している。石油製品に由来するものがほとんどないので生産に直接的な影響はない」ということでした。
石墳さんによると、流通している在庫以外に余剰在庫も抱えているため、基本的にトイレットペーパーが無くなるということは考えにくいということです。パニックにはならず、買いだめは控えていただければと思います。


