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「原状回復は困難」…リニア工事で水位や地盤が低下 JRが住民説明会 地盤は十数年にわたりさらに最大20cm程低下か

06.04(水)06:29
岐阜県瑞浪市のリニア中央新幹線トンネル工事現場の近くで井戸水の水位が低下した問題をめぐり、JR東海は2025年6月3日、原状回復は困難だという見通しを明らかにしました。 瑞浪市大湫町ではリニア中央新幹線のトンネル掘削工事に伴い井戸などの水位低下のほか地盤沈下も発生し、JR東海は工事を一時中断しています。 JR東海は6月3日夜、住民説明会を開き、水位低下や地盤沈下の原状回復は困難との見通しを説明しました。 現場付近では2025年12月までに2メートル程度地下水の低下のほか、今後十数年にわたりさらに最大20センチほど地盤沈下する可能性があります。 JR東海はトンネル工事の再開に向けて、住民生活で必要な水を確保するために、別の水源の確保などを検討しています。