三重県熊野市の丸山千枚田で、夏の訪れを告げる風物詩「虫おくり」が行われました。
「虫おくり」は松明の火や太鼓の音で害虫を追い払い豊作を祈願する伝統行事です。 丸山地区では1953年まで行われ、2004年に熊野古道が世界遺産に登録されたことをきっかけに復活しました。 田んぼの枚数と同じ1340本のろうそくが灯され、地元住民らがかけ声とともに鐘や太鼓を鳴らし、練り歩きました。 訪れた人はろうそくの光に照らされた棚田を写真に収めるなどして楽しんでいました。