証拠品の大麻を別事件のものと取り違えて鑑定 逮捕した男性の起訴を検察が取り下げる請求 名古屋

愛知県警は先月、大麻所持の疑いで逮捕した男性について、証拠品の大麻を別の事件のものと取り違えて鑑定していたと発表。検察は、きょう男性の起訴を取り下げる請求をしました。

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愛知県警は、ことし1月に名古屋市中区の店舗で大麻草を所持していたとして、先月18日に中警察署が逮捕した男性について、科学捜査研究所が鑑定した男性のものとされる大麻が、無関係の別の事件のものと取り違えられていたことが分かったと発表しました。

取り違えられた2つの大麻は、いずれも1月20日に同じ捜査員が科捜研に持ち込んだということで、どのタイミングで取り違えられたかは分かっていませんが、人為的なミスの可能性が高いということです。

名古屋地方検察庁は、きょう付で男性の起訴を取り消す請求をしたということです。

男性は大麻所持の容疑自体は認めているということで、愛知県警は今後の捜査は警察庁と調整するとした上で「原因を特定した上で再発防止を講じていかなければならない」などとコメントしています。