「二十何年やっているが初めて」暗闇のなかでマグロの競り 停電は復旧のめど立たず 岐阜市中央卸売市場

07.28(月)16:30
この暑さのなか、岐阜市の市場では停電が続いています。復旧の見込みが立たないなか、28日、暗闇のなか、マグロの競りが行われました。
午前5時の岐阜市中央卸売市場。
目利きをするため、マグロの尾を光に照らします。市場の中が暗い理由、それは停電です。
25日午後8時半ごろ、トレーラーが積み下ろしの後に荷台を開けたまま走行し、高架に衝突。この事故の影響で、電線が損傷し、停電が発生しました。
「こちらの冷蔵庫では、停電の影響で氷が解けてしまっています」(記者)
暑さの中、停電していない別の冷蔵庫に食品を移し替える作業も。
そして、週明けの28日。市場内の一部で停電が続く中、水産部門は規模を縮小して営業しました。
発電機を使い投光器でマグロを照らしての競りに――
Q.ライトをつけた競りは?
「初めてです。二十何年やっているが初めて。見えないので色が分からない。良いか悪いかが判断できない。マグロは冷やさないといけないので、その都度しまいに行かないと、冷やせないのが一番きついです」(仲卸業者)
復旧のめどは現在もたっておらず、市場の青果部門は、29日まで臨時休業します。