7歳の娘に性的暴行、動画をSNSで共有した男に懲役8年6カ月 「従順さに付け込んだ悪質なもの」

娘に性的暴行を加え、その様子の動画をSNSで作ったグループで共有した罪に問われている男に、懲役8年6カ月の判決が言い渡されました。

　起訴状などによりますと、無職の男(39)は去年10月、自宅で当時7歳の娘に性的暴行を加え、その様子を撮影した動画をSNSで作ったグループで共有した、不同意性交等や児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われています。

　これまでの公判で、男は起訴内容を認めていました。

　7月9日の判決で、名古屋地裁一宮支部は「父親として被害者を犯罪から守る立場にありながら、被害者の性に対する理解が乏しく、被告に従順なことに付け込んだ悪質なもの」「被害者が小学校入学前から繰り返し行われていた常習的な性暴力で、刑事責任は重い」として、求刑通り懲役8年6か月の判決を言い渡しました。