ナフサ不足で… “シンナー類100%アップ”
約50年、名古屋市西区で建物の外壁やサッシなどの塗装を手がける「丸武塗装」。作業場には、ナフサを原料とするシンナーの缶が並んでいます。
【写真を見る】ナフサ不足で… “シンナー類100%アップ” これまでにない値上げ通知・入荷できない石油製品も 塗装会社「仕事ができなくなる」
(丸武塗装 松川敦志専務)
Q.1日にどれくらい使う?
「2~3缶は軽く使いますね。もう3月終わりから入る量は少なくなっている。全然入ってこないものもあります」
シンナーはまず、開封したばかりの製品を研磨するのに使われます。
(松川専務)
「のりや油がついていますので、除去するため(シンナーで磨く)」
「代用できるものがあればいいが…」
用途は他にも…
(松川専務)
「もともとの塗料はドロドロ。粘度が高くてそのままでは吹きつけに向かないので、シンナーで希釈して薄くして塗りやすくする」
塗装するのになくてはならないシンナーですが、石油由来のものは他にも。
(松川専務)
Q.ビニールやバンドも?
「これも石油製品」
Q.塗装前・塗装中・塗装後も全て石油製品?
「代用できるものがあればいいんですけど、それしかダメだったら、やること(仕事)ができなくなる」
政府「全体量は足りている」 現場「全然解消していない」
ナフサ不足が直撃する塗装業界ですが、政府はこれまで「流通の目詰まりはあるものの、全体の量は足りている」と強調してきました。
(赤沢亮正経済産業大臣 4月14日)
「原油や石油製品については、代替調達や備蓄石油の放出により、わが国全体として必要となる量は確保できている」
しかし、現場の声は…
(松川専務)
「現場の実感は何もないです。全然解消していないです。何も変わっていないです。政府は十分に原油もあります、備蓄も出します、ナフサも十分足りていますから大丈夫と言われましたけど、どこまで下に方に回っているのか一切話がない」
「シンナー類100%アップ」取引先からの値上げ通知
さらに、松川専務が27日に見せてくれたのは、シンナーやマスキングテープといった石油由来の製品について、取引先からもらった値上げ通知です。
(松川専務)
「4月13日以降の出荷分は『シンナー類100%アップ』」
Q.ものすごく短期間だが今までこういう事は?
「今までこんなことないです。5~10%の上がり幅しかなかった」


